旧池尻中学校跡地活用シンポジウムVol.2
令和7(2025)年に、世田谷区の産業活性化拠点としてリニューアルオープン予定の旧池尻中学校跡地。今年(2024)は、シンポジウムの開催を通して、住民や周辺事業者のみなさん、テナントとしてオフィスや店舗を構えることに興味を持っていただいている事業者のみなさんと、毎回少しずつ異なるテーマで対話し、より良い場所をつくっていきたいと考えています。
初回の6月6日(木)に開催したテーマは「公共不動産と官民連携」。保坂世田谷区長にもご登壇いただき、50名を超える方々にお集まりいただきました。
2回目となる今回、10月28日(月)のテーマは「お店とまちづくり」。
ゲストとして、SANCHA HAVE A GOOOD MARKET!!!も主催する三茶ワークカンパニーの土屋勇太さん、下北線路街の仕掛け人である小田急電鉄の向井隆昭さん、また全国のリノベーションプロジェクトを手掛け、旧池尻中学校跡地活用でも設計を担当するブルースタジオの大島芳彦さんにご登場いただきます。
まちづくりは、生活者、ワーカー、商店主、商店街、地権者、デベロッパー、自治体など、非常に多くの登場人物が連携しながら進んでいきます。なかでも旧池尻中学校跡地活用事業では、住宅が多くを占める世田谷エリアに数多く点在し、また多くの住民の方が働く、「お店」という存在に着目し、まちづくりを考えていきたいと思っています。
みなさんの住む地域にも、エリアを代表するお店がありますか?コミュニティの中心になっているお店がありますか?お店という存在を超えたお店はあるでしょうか?さまざまなサービスを直に生活者のみなさんに届けるお店という存在はまさに、ラストワンマイルを支える存在でもあります。
オンラインビジネスの台頭や人手不足の影響はもはや避けられませんが、まちづくりの担い手であるお店が、今後どのようなかたちで発展、継続していくのか、登壇者のみなさんのそれぞれの視点から議論していきます。
さらに、旧池尻中学校跡地活用プロジェクトでは、どのようなことが行われる予定なのか、どのような関わり方ができるのかなど、さまざまな視点から話を聞いていただいたり、ご質問やご意見をいただいたりできればと考えております。多くの方のご参加お待ちしております。
開催概要
テーマ:お店とまちづくり
開催日時 令和6(2024)年10月28日(月)18:15-20:30
会場 世田谷産業プラザ3階会議室
所在地 東京都世田谷区太子堂2-16-7 世田谷産業プラザ
参加費 無料
定員 60名
申し込み:以下のリンク先フォームからお申し込みください
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdNsPLLLUZMGiNy2BYpFy-4dzBG2sI73ssUxiWSvOX7bR-B4Q/viewform?usp=sf_link
※応募者多数の場合、抽選になりますのでご了承ください。
主催 旧池尻中学校跡地活用事業者コンソーシアム
共催 世田谷区
登壇者
土屋勇太(豊作工舎 / 三茶ワークカンパニー)
向井隆昭(事業者コンソーシアム / 小田急電鉄)
大島芳彦(ブルースタジオ)
モデレーター
間中伸也(事業者コンソーシアム代表 / オールドファッション)
小野裕之(事業者コンソーシアム プロデューサー / 散歩社)
タイムテーブル
18:15 開場
18:30 シンポジウム開始(プロジェクト概要説明)
18:40 登壇5者による自己紹介
19:00 クロストーク(参加者のみなさんとの対話含む)
20:15 シンポジウム終了
※タイムテーブルは目安ですので当日変更の可能性があります。
プロフィール:
土屋勇太[豊作工舎 / 三茶ワークカンパニー]
ブランディングデザイナー。豊作工舎 代表 / 三茶ワークカンパニー共同代表。1986年山形県上山市生まれ。東北芸術工科大学卒業後、デザイン会社を数社経て、2013年独立。山形と東京を中心に、さまざまな地域で、リノベージョン施設やローカルプロジェクト、飲食店等の「食」「暮らし」「デザイン」に関する空間づくりから、ブランディングデザインを通し、ビジュアルコミュニケーションを行なっている。2019年、三軒茶屋の仲間と、三茶ワークカンパニーを設立。コワーキングスペース、ファーマーズマーケット等を立ち上げ、企画のクリエイティブ面を担当。2024年、三限茶屋にMAISON FARMERという生産者の繋がりから生まれまちに広がるアイスクリーム屋さんをオープン。
向井隆昭[事業者コンソーシアム / 小田急電鉄]
1990年生まれ。立教大学経済学部卒業後2013年に小田急電鉄株式会社に入社。海老名駅前の商業施設「ビナフロント」、座間駅前のリノベーション賃貸住宅「ホシノタニ団地」などの不動産開発を経て、2015年より下北沢エリアの線路跡地開発「下北線路街」のプロジェクトを担当。開業以降も管理運営やイベント「下北線路祭」、「ムーンアートナイト下北沢」の企画など同エリアのまちづくりに携わりながら、旧池尻中学校跡地活用事業、世田谷エリア活性化プロジェクトなど新規事業を担当。
大島芳彦[ブルースタジオ]
建築家・クリエティブディレクター。武蔵野美術大学建築学科 客員教授。1970年東京生まれ。2000年ブルースタジオ一級建築士事務所としてアセットマネジメント、都市再生を目的とするリノベーション事業をスタート。その業務範囲は建築企画・設計、ランドスケープデザイン、グラフィックデザイン、ブランディングと多岐にわたる。全国各地では自治体とともに地域再生ワークショップ「リノベーションスクール」の開催やまちづくり構想の立案などにも携わる。2016年団地再生プロジェクト「ホシノタニ団地」でグッドデザイン賞ファイナリスト金賞受賞。「北条まちづくりプロジェクト morineki」では2022年都市景観大賞(国土交通大臣賞)受賞、2024年日本建築学会賞(業績賞)受賞。2017年1月にはNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演。東京中野区東中野、大正期創業の不動産賃貸管理業、大島ビルディング株式会社の3代目代表でもある。一社)リノベーション協議会 理事副会長。一社)日本まちやど協会 理事 他
間中伸也(事業者コンソーシアム代表 / オールドファッション)
1976年生まれ。慶應義塾大学卒業後、GMSで衣料品の海外生産管理やバイヤーを経て、世田谷ものづくり学校で3年間副校長をつとめる。2007年にハンカチ専門店のH TOKYOなどを運営するオールドファッション株式会社を創業。2009年世田谷で数十年ぶりとなる新規の商店会を設立し現在会長。2011年より全国でも最大級のパンイベントである世田谷パン祭りを企画、運営し、実行委員長をつとめる
小野裕之(事業者コンソーシアム プロデューサー / 散歩社)
1984年岡山県生まれ。中央大学総合政策学部卒。ベンチャー企業を経て2012年、ソーシャルデザインをテーマにしたウェブマガジン「greenz.jp」を運営するNPO法人グリーンズを共同創業。そのネットワークをいかし、16年に東京の伝統工芸の技術をいかしたジュエリーブランド「SIRI SIRI」、17年に秋田の米店や農家と組んだ「おむすびスタンド ANDON」、20年に発酵食品の専門店「発酵デパートメント」をそれぞれのパートナーとともに創業。20年春には、マスターリース運営会社として株式会社散歩社を創業し、現代版商店街「BONUS TRACK」を下北線路街にて開業。同施設でグッドデザイン賞ベスト100(21年)。その他、いくつかのブランドや店舗に出資、経営、アドバイザリー参画や事業売却を経験。目下、世田谷区にある旧池尻中学校(旧世田谷ものづくり学校)を創業支援型複合施設にリニューアルすべく奔走中。
来春開業に向けて、引き続き入居者は募集中です。入居にご興味のある方は、以下アンケートフォームにご記入ください。
〈関連記事〉
『旧池尻中学校跡地活用プロジェクト』で実現したいこと/プロジェクトにまつわる過去・未来
今回のプロジェクトの運営事業者や主要な企画メンバーが集まり対談を行いました。どんな場所にしていきたいのか、プロジェクトと関わるきっかけや背景など、それぞれの思いやビジョンを話しています。是非ご覧ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?