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外回転術を受けてきた話

こんにちは。

先日1泊2日で入院して外回転術(逆子矯正の手術)を受けてきたのでそのことについて書きます。

病院到着

朝9時に病院に到着。当日は朝ごはん抜き(飲水は可能)。
入院手続きを済ませ9時半に病棟に到着。先生が赤ちゃんにエコーをあててまだ逆子であることを確認し、手術が決定。今から、飲水も不可と言われる。

入院後~手術まで

麻酔科の先生が病室に来て外回転術の腰椎麻酔、帝王切開になった場合の腰椎麻酔の説明を受ける。同意書にサイン。
腰椎麻酔を受けたことがないのですごくビビっていたが(患者さんにやるのと、自分がやられるのは別の話)「局所麻酔さえ終わってしまえば痛くはない。これから腕に点滴をするが、それが一番痛い」と聞いて少し安心する。

点滴ルート確保(16Gの太い針)、採血、子宮筋を弛緩する点滴(リトドリン)開始、ノンストレステストのモニターを付ける。

だいたいお昼過ぎくらいに手術開始予定と言われていたが、緊急で帝王切開が2件入ったため私の手術はどんどん後回しになり、手術室に呼ばれたのは17時だった。待っている間は、Youtubeを見たり、本を読んだりして過ごしていたが、待ちくたびれて途中から寝ていた(もはや、ふて寝)。 昨日の夜から何も食べていないので、お腹も空いて元気がでない。

手術室入室、腰椎麻酔、硬膜外麻酔

17時10分に手術室に入室。心電図モニターをつけたり、服を脱いだり、血圧を測ったりなどの準備が終わったら、手術台ベッドの端に座って、クッションを抱き、身体を前に丸める体勢をとる。

背中(腰)に局所麻酔の針を刺す。採血くらいの痛み。その後、局所麻酔の薬剤を皮下に注入する。これが一番痛いが、許容範囲。インフルエンザワクチンを打つ時くらいの痛み。「いたたた」と思っているうちに5秒くらいで終わる。その後、もっと太い針を刺したり、硬膜外にカテーテルチューブを入れたりしたが、まったく感じない。痛みなし。足がしびれたら教えるように言われたが、そのような事もなく手技は終了。両足がだんだんポカポカしてくるが、まだ動かせる。この時点で17時30分くらい。

手術台ベッドに横になり、麻酔が脇の下あたりまで効いてくるように、麻酔科の先生が薬剤を追加。両足はジンジン痺れている。
麻酔が効くのを待っている間、産科の先生は、ベッドの両脇に1人ずつ立ち、エコーで赤ちゃんの位置を確認し、どちら回り(右回りか左回り)にするか、赤ちゃんのどの部分を持つか、など決めていた。

外回転術

麻酔が脇の下あたりまで効いているのを確認後、いよいよ外回転術開始!体感としては、お腹を軽く撫でられている感じ。まず90度赤ちゃんをゆっくり回し、抵抗がなかったようで、さらに90度回して終了。外回転術自体は1分以内(もしかしたら15秒くらい)で終了した。 どうやらかなりスムーズに回転したらしい。

先生曰く「抵抗があるのに無理矢理回したりすると、いろいろな合併症が起こるが、今日はかなりスムーズに回転した。これであれば、合併症は起こらない。この週数だと頭の方が重いのでまた逆子になることも基本的にはない」とのこと。手術中の胎児心拍異常もなし。よかった。私も我が子も頑張りました。

麻酔が切れるまでトイレに行けないので、尿道カテーテルを入れる。両足は全く動かない。ジンジン痺れている。万が一、夜間に緊急帝王切開になった場合に備えて、腰椎麻酔カテーテルは入れたまま手術室を出る。

病室に戻ってくる

17時50分頃、病室に帰ってくる。 すぐにノンストレステストを付ける。麻酔が切れるまでベッド上で安静。無事に手術が終わって安心したのか、お腹がますます空いてきたが、術後の経過観察のため19時30分ぐらいまでは食べられないと言われる。 

腰椎麻酔がだんだん切れてきて、18時30分くらいから、少しずつ足が動かせるようになる。ジンジンした痺れは続いていて、足先が氷のように冷たく感じる。

待望の19時30分!まだお尻の部分に麻酔は効いているが、足はだいぶ動かせるようになる。私の術後経過に問題なく、ノンストレステストで赤ちゃんにも問題がないので、夕食を食べて良いと許可が出る。メインディッシュは得体の知れない白身魚だったが、24時間ぶりの食事のため完食する。出された食事だけでは足りず、持参したクッキーも1袋全部食べる。「ポテトチップスとか持ってくれば良かった」と思ったが、何はともあれ、お腹がいっぱいになり幸せ。

20時30分頃、 立ち上がってトイレまで歩く練習。無事にできたので尿道カテーテルを抜く。ノンストレステストも終了。色々な管が外れて身軽になる。

22時頃、尿意がありトイレに行く。自尿があることを確認。出血なし。ただ、排尿時痛あり。尿道カテーテルを入れた時に尿道が傷ついたっぽい。

22時30分、寝る。病室は真っ暗ではないのでホットアイマスク、乾燥しているのでマスクが必須。

夜間

昼間寝ていたのと、自宅のベッドではないので眠りが浅い。また、腰椎麻酔のカテーテルを右の背中にテープで固定していたのだが、そのテープが硬くて伸縮せず、右側だけ皮膚が固定されていたため、右上半身だけ筋肉痛になって痛い。結局、3時間に1回くらいは目が覚めてしまい、あまりよく眠れなかった。

翌朝~退院

あまり眠れないので6時に目が覚める。朝一のノンストレステストをつける。7時朝食。朝から白米180gが出されたが、そんなに食べられない。排尿時痛は継続。

9時30分、産科の先生の診察。我が子は無事に頭位のまま。出血などもなく退院の許可が出る。10時、麻酔下の先生が教室に来て背中のカテーテルを抜いてくれる。11時退院。 

外回転術を受けた感想

1泊2日とはいえ入院には抵抗があったし、腰椎麻酔は怖かったし、はじめは「逆子なのも我が子の個性だし、外回転術なんて受けずに帝王切開でもいいかな」と思っていましたが、手術が無事に終わった今となっては、勇気を出して外回転術を受けて良かったです。


外回転術を迷っている方の参考になれば幸いです。


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