猫パンチはどれぐらい速いのか？

はい、また猫の話です。猫バカなので（笑）　うちのモフモフは毎朝2時半ぐらいに起こしにきます。不思議なことに、時間は3種類あって、1時55分、2時30分、2時55分。ベットにやってきて、顔を覗き込みポンポン叩きます。爪は出ていません。どうしても起きたくないときは布団を被って抵抗します。仕方なく起きるとき、時計を見ると、だいたいこの3つの時間のどれか。不思議。

起きると、まず新しい朝ごはんに交換。それを食べ終わると、ブラッシング。そして遊んで！とゴミ箱のポリ袋をシャカシャカ。最近のお気に入りは、荷造りするときに使うPPバンド。適度なしなやかさ、平たいから予測不能な揺れ方、そして、いくら飛びついてもボロボロにならない。これ、いい。

ところで、この遊んでいるときの猫パンチ。いったいどれぐらいの速度なんだろうと常々思っていました。今日はビデオに撮影して、コマ数から速度を割り出してみたいと思います。これが元ネタのビデオ。

スローモーションでコマ送りで数えてみましたが、1コマで手が伸びてきました。30コマで1秒なので、手が伸びるのにかかる時間は1/30秒。

つぎは、どれくらい腕を伸ばしているのか。メジャーを置いてみたけど、だいたい15cmぐらい手が伸びるのではないだろうか。15cmとしよう。

ここからは計算になる。15cm ÷1/30秒＝4.5m/秒＝16.2km/h　時速16.2kmと出た。なんだ、そんなものか。大したことないかも。

では、つぎはボクサーのパンチの速度だ。しかし、身近にボクサーいないしネットで解決する。「ボクサー パンチ 速度」で検索すると、時速30ー40kmだという。じゃ、仮に時速30kmだとしよう。もう、この時点でボクサー圧勝！　猫パンチの負け！　ざんねん。

待て！　猫とボクサーでは体格がぜんぜん違うので、あわせないと公平でない。モフモフの体重は今5.89㎏。10倍すると58.9kgだ。ボクサーの体重は階級別に分かれていて、スーパーフェザー級というのがちょうど58.97㎏以下。これと比較してみよう。猫もボクサーも動物なので密度は同じと考えよう。体重差が10倍ということは体積が10倍だと考える。体積は縦横高さの積だから、三乗根で長さは2.15倍となる。つまりモフモフの15cmは、ボクサーにとっての15cm×2.15倍＝32.25cmと考えていい。そうすると、速度も長さに比例するから、時速16.2km×2.15倍＝時速34.8kmとなる。

どうだ、猫パンチはボクサー並みの速さだということが分かった。若干、モフモフの猫パンチのほうが速いが、ここはボクサーにも花を持たせて引き分けとしよう（笑）