教師は、仏として一度目から叱る
「仏の顔も三度まで」というのは、実は違うのではないか。
教師は、子供に問題があっても、一度目、二度目と怒るのを我慢する。三度目で怒るのを「良い教師」と思っている。(ここまで我慢したんだから)と思って、三度目で怒る。そして、多くの場合、三度目は我慢した分強く怒る。
しかし、これを子供の側から見たらどう見えるか? 一度目やったところ、怒られるかと思ったらOK。二度目もOK。(なんだ、大丈夫なんだ)と思って、三度目やったら思い切り怒られる(なんだよ、今まで良かったのに、急に大きな声を出しやがって)と思ったり、言ったりするだろう。
子供の側から見ると、急にキレた先生に見える。教師はいい先生と思っているのに。このズレを理解すべきである。
教師は、仏として一回目から怒るべきである。しかし、一回目は大きな声はいらない。小さく叱ればいい。「ダメだよ」と。(あ、これダメだよね)と子供は理解する。これが大事。
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