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手書き ごんぎつね

新美南吉さんの代表作品「ごんぎつね 」を、万年筆で手書きで書き写しました。

私は、国語の文章の教材研究をする際、その教材をノートに書き写して行うことをずっとしてきました。書き写す、つまり、視写はゆっくりと読むことになります。このことで、音読をしても気がつかなかった表現に気がつくことがあります。これは時間がかかりますが、非常に有効な教材研究の方法の一つだと考えています。

今回、書写の硬筆のお手本として、学生さんたちに示したのがこの万年筆で書いた「ごんぎつね 」です。教科書に書いてある文章を書き写すのも良いのですが、できれば、手書きで書いたもので書き写しをさせたい。そう思って、全てを書き写しました。

本文は、全部で21ページあります。平日の1日に1ページずつ書いていけば、ちょうど一ヶ月で書き終えることができるかと思います。

お勧めは、プリントアウトしたものの上に、トレーシングペーパーを乗せて摹書(もしょ・なぞり書き)をすることです。できれば万年筆で。線の太さや止め跳ねまでも全く同じようになぞり書きしてください。

最初は、息を吐いて止めてから書き始めます。慣れてきたら、深い呼吸をしながら書き進めます。そして、最後までたどり着きましょう。21枚の旅を終えたら、かなり字は整っているでしょう。

そして、もっとやりたいと思ったら、また、最初から「ごんぎつね 」の摹書をしてください。その1枚目は、最初に書いた時の1枚目とは全く違う文字になっているかと思います。

字は、何歳からでも上手くなります。急ぐ必要はありません。ゆっくりと、ゆっくりとなぞり書きをしましょう。ゆっくりと書く人ほど、早く上達します。

21枚フルセットの「ごんぎつね 」のお手本は、この下に用意しました。
お楽しみください。

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