池田美砂子/株式会社be・Cの辺り

ライター・エディター。2人の子どものお母さん。茅ヶ崎市在住。想いの本質を深めていくイン…

池田美砂子/株式会社be・Cの辺り

ライター・エディター。2人の子どものお母さん。茅ヶ崎市在住。想いの本質を深めていくインタビューを中心にメディアでの執筆に情熱を注ぎつつ、「育休キャラバン」や「うみべのとしょかん」等、家族プロジェクトを遂行。2021年1月、夫とともに“あり方”探究会社「株式会社be」始めました。

マガジン

  • 株式会社beの“あり方”探究記

    • 23本

    なにをするか(do)よりも、どうあるか(be)。 “あり方”探究会社beにまつわる、日々の記録です。

  • Cの辺りで

    • 15本

    茅ヶ崎の海のシンボル「サザンC」の目の前にあるコワーキング&ライブラリー「Cの辺り」。自由で多様な過ごし方を通して人と人が出会い、一人ひとりが幸せな働き方・あり方を探求できる拠点から、豊かな関係資本が育む価値を発信していきます。

  • こども選挙マガジン

    こどもが聞いて、こどもが選んで、こどもが届ける。2022年10月30日、茅ヶ崎市長選挙と同時に「ちがさきこども選挙」を開催。こどもと大人の冒険記。

  • 水澄む草青む

    • 16本

    空から降り注ぐ雨水が、何十年もかけて森の奥の清らかな泉の一滴となるように。我が身を生きることを通して言葉を綴る5人の書き手によるちいさなWebマガジン。

  • 育休キャラバン 〜キャンピングカーで子連れ日本一周放浪の旅〜

    2019年夏。家族4人、育休取って日本一周の旅路へ。0歳児と6歳児を連れて、キャンピングカーに乗って。家族の濃密な時間を、のんびり記録していきます。

最近の記事

10歳の一生モノの経験は、家族の中にも息づいていく。MORIUMIUS漁村留学を終えて帰宅した娘のとなりで感じていること。

当時9歳だった娘が自ら決断して参加した、1年間の漁村留学。 神奈川県茅ヶ崎市で生まれ育った娘が親元を離れ、宮城県石巻市雄勝町にある複合体験施設「MORIUMIUS(モリウミアス)」での漁村留学へ旅立った経緯や留学中の親の実感は、これまで2本の記事に綴りました。 初めての環境で、たくさんのことにチャレンジし、雄勝ならでは、モリウミアスならではの豊かな体験を積み重ねてきました。 本人曰く「あっという間」、私たち家族も「意外と早かったな」という実感の中で1年間の大冒険を終え、

    • 漁村留学。それはこれからを生きるための土壌を耕すような時間 〜小4で親元を離れて暮らす娘の姿に思うこと〜

      小学4年生・10歳の娘が宮城県石巻市雄勝町のモリウミアス漁村留学に参加して、4ヶ月が経ちました。 初めての親元離れた暮らし。 初めての自炊と共同生活。 初めての土地、小学校、友達。 何もかも初めて尽くしの毎日に、正直、親としては不安もありました。本人の「私はできる」という自信を信じて意思を尊重して見送ったものの、「想像できていない部分もあるのでは?」「本当に大丈夫かな?」と。 (漁村留学に至るまでの経緯はこちらの記事をぜひ。) でもその不安は、私の杞憂に過ぎませんでし

      • “手応え”と“温もり”のある暮らしが、家族にもたらしてくれたもの【2022年度MORIUMIUS漁村留学生家族インタビュー】

        小中学生が1年間親元を離れ、MORIUMIUS(モリウミアス)で循環する暮らしを送りながら石巻市雄勝町(以下、雄勝)の公立小中学校に通い、地域の方々と共に学び・共に生きる「漁村留学」。地域のみなさんや学校の先生方、保護者の方々の多大なるサポートもいただきながら、現在2年目が進行中です。 前回の記事で書いた通り、私の娘も2023年度生として絶賛参加中の「漁村留学」ですが、留学生たちは一体どんな暮らしを送り、なにを感じ、卒業していくのでしょうか。それを見守る保護者の心境は?

        • 9歳の娘、ひとり漁村留学行きを決意。「私はできる」という尊い想いを胸に。

          娘の旅立ちまで、あと10日。 期待とか興奮とか、ちょっとの不安とか、やっぱりの寂しさとか。 いろいろな気持ちとともに過ごしています。 企画好きで人懐っこい茅ヶ崎っ子 私の娘は間も無く小学4年生になる9歳。 茅ヶ崎市で生まれ育ち、自由な空気とオープンマインドな茅ヶ崎人に囲まれ、のびのびと成長してきました。 小さい頃からたくさんの人に囲まれて育ったため、人との壁がなく誰とでも臆することなく話ができる子に。自分の思いを口にするのは苦手だけど、人一倍意志が強く、時に頑固で、幼

        10歳の一生モノの経験は、家族の中にも息づいていく。MORIUMIUS漁村留学を終えて帰宅した娘のとなりで感じていること。

        マガジン

        • Cの辺りで
          15本
        • 株式会社beの“あり方”探究記
          23本
        • こども選挙マガジン
          7本
        • 水澄む草青む
          16本
        • 育休キャラバン 〜キャンピングカーで子連れ日本一周放浪の旅〜
          45本

        記事

          期日前模擬選挙、学童でやってみたらこうなった!40人のこどもたちが臨んだ初の"投票”。 「ちがさきこども選挙」活動レポート

          2022年10月30日に投開票が行われた茅ヶ崎市長選挙。「こども選挙」は、それと同時開催という形で、小学生〜17歳のこどもたちによる模擬選挙を開催した市民発のプロジェクトです。 こどもたちは、有権者ではないけれど、立派な主権者。政治や選挙を身近に感じられず投票率も低い現状がある日本で、投票権よりも⼤切なのは、⼀⼈ひとりが未来について考えを持ち、 その声が政治に届くことなのではないか。 今そういう機会がないのであれば、私たち市民が、子どもの声を政治や社会に届け、こども自身が

          期日前模擬選挙、学童でやってみたらこうなった!40人のこどもたちが臨んだ初の"投票”。 「ちがさきこども選挙」活動レポート

          おとなは本当の選挙へ、こどもはこども選挙へ。「ちがさきこども選挙」当日、私たちは主権者であるこどもたちの本気を見た。

          2022年10月30日に投開票が行われた茅ヶ崎市長選挙。「こども選挙」は、それと同時開催という形で、小学生〜17歳のこどもたちによる模擬選挙を開催した市民発のプロジェクトです。 こどもたちは、有権者ではないけれど、立派な主権者。政治や選挙を身近に感じられず投票率も低い現状がある日本で、投票権よりも⼤切なのは、⼀⼈ひとりが未来について考えを持ち、 その声が政治に届くことなのではないか。 今そういう機会がないのであれば、私たち市民が、子どもの声を政治や社会に届け、こども自身が

          おとなは本当の選挙へ、こどもはこども選挙へ。「ちがさきこども選挙」当日、私たちは主権者であるこどもたちの本気を見た。

          こどもの質問に、市長選挙候補者3人が回答!こどもたちの反応は? 「ちがさきこども選挙」活動レポート

          2022年10月30日に投開票が行われる茅ヶ崎市長選挙。「こども選挙」は、それと同時開催という形で、小学生〜17歳のこどもたちによる模擬選挙を行う市民発のプロジェクトです。 こどもたちは、有権者ではないけれど、立派な主権者。政治や選挙を身近に感じられず投票率も低い現状がある日本で、投票権よりも⼤切なのは、⼀⼈ひとりが未来について考えを持ち、 その声が政治に届くことなのではないか。 今そういう機会がないのであれば、私たち市民が、子どもの声を政治や社会に届け、こども自身が社会

          こどもの質問に、市長選挙候補者3人が回答!こどもたちの反応は? 「ちがさきこども選挙」活動レポート

          こどもが市長選候補者に聞いてみたい、3つの質問とは。「ちがさきこども選挙」第3回ワークショップレポート

          2022年10月30日に投開票が行われる茅ヶ崎市長選挙。「こども選挙」は、それと同時開催という形で、小学生〜17歳のこどもたちによる模擬選挙を行う市民発のプロジェクトです。 こどもたちは、有権者ではないけれど、立派な主権者。政治や選挙を身近に感じられず投票率も低い現状がある日本で、投票権よりも⼤切なのは、⼀⼈ひとりが未来について考えを持ち、 その声が政治に届くことなのではないか。 今そういう機会がないのであれば、私たち市民が、子どもの声を政治や社会に届け、こども自身が社会

          こどもが市長選候補者に聞いてみたい、3つの質問とは。「ちがさきこども選挙」第3回ワークショップレポート

          まずは茅ヶ崎を愛することから。「ちがさきこども選挙」第2回ワークショップレポート

          2022年10月30日に投開票が行われる茅ヶ崎市長選挙。「こども選挙」は、それと同時開催という形で、小学生〜17歳のこどもたちによる模擬選挙を行う市民発のプロジェクトです。 こどもたちは、有権者ではないけれど、立派な主権者。政治や選挙を身近に感じられず投票率も低い現状がある日本で、投票権よりも⼤切なのは、⼀⼈ひとりが未来について考えを持ち、 その声が政治に届くことなのではないか。 今そういう機会がないのであれば、私たち市民が、子どもの声を政治や社会に届け、こども自身が社会

          まずは茅ヶ崎を愛することから。「ちがさきこども選挙」第2回ワークショップレポート

          “みんながみんなで幸せになる”ためには、どうしたらいいんだろう? 「ちがさきこども選挙」ワークショップ、始まりました!

          2022年9月、神奈川県茅ヶ崎市で「こども選挙」の活動が始まりました。 投票権よりも、大切なこと。2022年10月30日に投開票が行われる茅ヶ崎市長選挙。それと同時開催という形で、小学生〜17歳のこどもたちによる模擬選挙を行います(※)。 こどもたちは、有権者ではないけれど、立派な主権者。政治や選挙を身近に感じられず投票率も低い現状がある日本で、投票権よりも⼤切なのは、⼀⼈ひとりが未来について考えを持ち、 その声が政治に届くことなのではないか。 今そういう機会がないので

          “みんながみんなで幸せになる”ためには、どうしたらいいんだろう? 「ちがさきこども選挙」ワークショップ、始まりました!

          聴こえない・見えない・話せない。3人1組の子どもたちは図書館で本を探すためにどうコミュニケーションを取ったのかー 「こころで聴く図書館」体験レポート

          …なんて、思っていませんか? 私たちは、限られた自分の知識や体験から想像し、何事も「当然こうだろう」と思ってしまいがち。 でも、本当にそうでしょうか? 耳が聴こえない人や目が見えない人に実際に話を聞いてみると、ひょっとしたら全く違う答えが返ってくるかもしれません。もっと言えば、あなたが耳が聴こえなくなったり、目が見えなくなったら、驚くような体感としての気づきが生まれるかもしれません。 そんな発想から生まれたのが、体験型ワークショップ「こころで聴く図書館〜失われた魔法署

          聴こえない・見えない・話せない。3人1組の子どもたちは図書館で本を探すためにどうコミュニケーションを取ったのかー 「こころで聴く図書館」体験レポート

          大人は機会をつくるだけ。こどもの力を、本気で信じてみよう。民間でもできる「こどもファンド」のススメ

          「こどもの力、信じていますか?」 こう問われても、なんだか「信じる」って実態がなく、ふわふわした印象を抱いてしまうのは私だけでしょうか。どうしても子どもは「教えてあげる」「してあげる」「守られるべき」存在と捉えられがちです。 でも実はこの「こどもの力を信じる」ということ、法律で定められたこどもの権利にも直結する、大人にとって欠かせない姿勢です。 今日は、私が「こどもの力を信じる」ということの本質を実感した取り組み「ちがさき・さむかわ こどもファンド」を紹介します。 「

          大人は機会をつくるだけ。こどもの力を、本気で信じてみよう。民間でもできる「こどもファンド」のススメ

          いつでも誰でもふらっと来てね。Cの辺りが、誰も来なくてもハッピーアワーを続ける理由

          ハッピーアワー。 ビールをプシュってしたくなる響きですね。 (写真はノンアルコールですが。笑) Cの辺りで2週間に一度開催している平日夜のハッピーアワー。 今日はその想いについて書いてみたいと思います。 予約不要、出入り自由、参加費ゼロのフリータイム Cの辺りはコワーキングスペース兼セレクト図書館。いつもは夕方に閉まってしまいますが、2週間に一度、「ハッピーアワー」の日は夜まで灯りが灯っています。 夕方、仕事を終えた後のメンバーさんはそのまま残り、一度お子さんを保育

          いつでも誰でもふらっと来てね。Cの辺りが、誰も来なくてもハッピーアワーを続ける理由

          「海とプラスチックの学校」を終えて。 楽しむ、共有する、継続する。#プラスチックC が教えてくれたこと。

          3連休最初の土曜日の夕刻、茅ヶ崎の海のシンボル的モニュメント「茅ヶ崎サザンC」周辺に歓声が沸き起こりました。 いつものメタリックカラーから、突如カラフルな「プラスチックC」へと姿を変えたモニュメントに、道行く人はスマホを向け、子どもたちは大はしゃぎ。集合写真を見返すと…映っているだけでなんと50人。 この場にいなくても、展示していた3日間、「#プラスチックC」で発信してくださった方は約90人。実に多くの人が、この企画に参加し、海洋プラスチック問題を自分ごととして発信してく

          「海とプラスチックの学校」を終えて。 楽しむ、共有する、継続する。#プラスチックC が教えてくれたこと。

          見たい景色を、みんなで見る。やってみて初めてわかった、イベントを開催する本当の意味。

          見たい景色を、見たのかもしれない。 11月3日の夕暮れ、私はこんな感情を抱き、じんわりと喜びに浸っていました。 静けさの中で感じた、「幸せ」と「もどかしさ」。茅ヶ崎・海辺のコワーキング&ライブラリー「Cの辺り」を立ち上げて約2ヶ月。コロナ禍、緊急事態宣言下でのオープンということもあり、小さく、粛々と、それでも心寄せてくださる方々とともにあたたかな時間を共有しながら、営業を続けてきました。 ただただ、訪れてくださるメンバーさんたちとの日常を大切にしながら。 当初は、オー

          見たい景色を、みんなで見る。やってみて初めてわかった、イベントを開催する本当の意味。

          こんなときだからこそ、関係性を育む場所を。 ー「Cの辺り」オープンにあたって考えていること。

          2021年9月1日、茅ヶ崎・海辺のコワーキング&ライブラリー「Cの辺り」は、本格オープンを迎えます。 こんな緊急事態宣言下で、場を開くの? 人の行動を促すことにならない? 今じゃなくても、半年後でもいいのでは? …たくさんたくさん、悩みました。 でもこの40日ほど、「プレオープン」として場を開き、多くの人と対話を重ねてその意味を模索し、考え続けてきたいま、私たちは「開く」という決断をしました。このnoteでは、オープンを目の前に控えた、いまの想いを綴ってみたいと思います

          こんなときだからこそ、関係性を育む場所を。 ー「Cの辺り」オープンにあたって考えていること。