森の都合と人の都合。
最近、これまでの取組とかなんだかんだを
色々な方々に話す機会に恵まれたのですが、
気づけばいつも話しているのがこの話。
森は集団として、木は個体として、
向かっていこうとする姿があって、
木が枯れたり、空いてるスペースに枝を出したり。
一方で、人はカラマツを何立米欲しいとか、
誰それさんが自分の山を処分したいとか、
森から得たいものがあるわけで。
両者の言い分をよく聞いた上で、
マッチングしていくのが、森林管理者の務め、的な。
これまでは人の都合ばかり優先してきました。
これからは森の都合を優先してあげたいなと思う次第。
先日行ったカラマツの再造林地では、
伐採しなければ山も崩れずに済んだはず。
しかし、契約満了により伐採する必要があった山。
再造林したものの、土砂は流れ、道は崩れ、
安定するにはまだ時間がかかると思う。
同じ轍を踏まぬよう、そんな失敗も語り継がねばなりませんね。