ホンネとタテマエ。
久しぶりの投稿です。
今年は夏以降、当町推進している小規模な林業に興味がある!やってみたい!といった方々から問い合わせや相談を受ける事が増えました。
役場職員としての立場でのお話と、小職の個人的な思いのお話の2パターンを、皆様にはしています。
そこで、本日はその2パターンを公開します。何度も同じ説明をするのが飽きたという事と、私自身が忘れないようにするために(笑)
役場職員として(タテマエ)
本日はお越しいただき、ありがとうございます。
町で推進している小規模林業ですが、森林をお持ちでない方は町有林をフィールドとしてお渡しして、間伐などを行う事が出来ます。
もちろん、山に近い方が日々のコストもかからないと思いますので、町内にお住まいになられる事をオススメします。
また、当町では小規模林業を行えるよう、森林環境譲与税を活用した補助事業も充実しておりますので、ご活用ください。
伐採した丸太は樹種によっては販売先も決まっておりますので、そちらの原料安定供給にご協力ください。
そうそう、今までのキャリアやご経験を生かして副業(複業)されると、より生活しやすいと思いますよ。
個人的な思い(ホンネ)
わざわざ、お時間いただきありがとうございます。
小規模林業をされたくて、町内に山林をお持ちでない場合は町有林をお貸しします。森林環境譲与税を活用した補助金で、伐採コストは相殺できると思いますので、売上の一部を町に分配してください。
あくまでも、皆さんの生活や生き方が大事なので、町内に住むのが条件なんてアホみたいな事は言いません。
ただ、利益分配の約束だけは守ってください。
売り先の紹介は可能ですが、販売先が決まってないものが多いので、その辺りは自分で販路を開拓してください。私も出来る限りの協力はしますが、担当者変わったら難しくなるので早急に。
最後に、小規模林業の舞台となるのは広葉樹の天然林ですが、今の資源状況から小規模林業だけで生活していくのは不可能です。これまでの経験を活かした仕事、一定程度は確実に稼げる仕事を、出来れば山以外で確保してください。
まとめ
いかがでしたか。
町有林への利益分配を確実に守ることが出来て、林業以外の仕事もあるのであれば、町内に住もうが住むまいが関係なく、ウェルカムです。
ただ、そのどちらかが欠けているようであれば、来たとしても、お互いに不幸になるだけなのでやめましょう。
ざっくり言うとそんな感じです。見方によっては冷たい態度のように思われますが、誰にでも来て欲しいわけではありませんので、
こちらもそれなりにお相手を見させていただいてます。
もし、これまでの記事などを見て、当町で小規模な林業やってみたい!と思われた方。
ご検討の参考になればと思います。