渋谷で働く社長の告白/藤田晋
タバコの煙がもうもうと立ち込め、太陽の光も差さない空間。絶え間なく鳴り続けるジャラジャラという牌の音。時間の感覚は麻痺し、今が朝なのか夜なのかさえはっきりしない毎日。雀荘が出すレトルトカレーやカップラーメンで腹を満たす食事。こんな世界から早く抜け出さなければーーー
営業は上手く話そうと思うな。自分の言葉でしっかりと考えていることを伝えろ。自然体で居ろ。それが自分と商品に対する自信の裏返しなんだ。
ある日、朝一番に私が出社して仕事をしていると、奥の書庫の段ボールで、仮眠をとっていた宇野社長がよれよれの状態で出てきたこともありました。当時の宇野社長は社内一番のハードワーカーだったのです
私は、土日はもちろんゴールデンウィークも休まず、夏休みも取らず、一日も休まず働き続けました。食事のほとんどは、インテリジェンスの社内にあった自動販売機でパンを食べていました。「藤田、パンばっか食べてたら体に悪いよ」そう心配された事もありましたが、仕事に夢中になっていて食事したこと自体を忘れていることもありました。「あれ?おれ昼めし食べたっけ?」「知らないよ…」
吉野家の牛丼は牛丼に特化しているから美味しい
どんなことがあってもキレたらゲームオーバー
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