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このからだにながれるもの

負担を背負った小さな私はずっと身を隠していた。

一人背負って静かに 日の当たらない見つからないところに身を隠していた。


そいつはそっと気付かれないように
少しずつその背負ったものを真っ暗な川に流していった。


ついに背負っていたものがなくなると

黙ってどこかへ消えてしまった。


川に淀みを残して。


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