
Photo by
golchiki
大きな革命よりもまずは小さな改革を
お隣さんと下に降りるまでの間お話して、公園で時々見かけるおばあちゃんと公園の外ですれ違ってあいさつして
— いざわはるな (@ikebanawonbat) May 14, 2021
それだけでここに住むのも悪くないと思えてしまう。
ずっと他の場所に行きたかったけど、
居場所や緩やかなつながりさえあればよかったのかもしれない。
仕事でも家庭でも自分の思うようにいかない、思い描く理想と現実にギャップがあってフラストレーションが溜まったとき、怒りを原動力につい大革命を起こしたくなってしまう。
例えば。
超アナログな職場で全面的システム化を訴えたり。
共有書斎のクローゼットの前に物が山積みで扉が開かなくてパートナーに「片づけて!」なんて馬鹿馬鹿しいこと言いたくないからいっそ自分の机を移動し共有スペースを手放して視界に入らないようにしようとしたり。
子に必要なものを購入したら今まで寝てた場所に寝られなくなったので寝室を改造(ベッドを捨てよう)としたり。
さすがに三分の二は個人的な話過ぎてピンと来ないかもしれないが、国の制度などにも言える。
革命には時間も労力もお金もかかる。調達が難しく、実現しないことも多い。
だからと言って革命を一生しなくてよいわけではない。コツコツと、もしくはトップの一声でそこに大きく人や時間、お金を割くこともできる。
自分がトップでないとき、そして革命が起こるまでの間。
発端であるイライラやフラストレーション(困りごと)は革命が起きるまで待っていられない。なにも物事が動かず、実現しなかった場合溜まる一方だ。
だから、まずは現状をほんの少し変えるだけで、もとの姿に戻る、イライラ(困りごと)の要因が回避できるならばそれを実行してみる。自分の手の届く範囲で、これならまぁいいかと思える改革をする。ベストじゃなくてもベターに。
おおごとだと思っていたら、実はほんの少しのことが自分にとってクリティカルになっていて、それがクリアになったら案外落ち着いて冷静に地道な革命への道を進むことができたりする。
要は問題に直面した時に、まずは改革で熱を下げ、基盤を安定させて淡々と革命を計画する。
手の届く範囲で改革をしながら、革命への小さな石を投じ続けながら革命を待つ。