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cotreeのオンラインカウンセリングで仕事について話したら子育てを楽しめていないことに気がついた

cotree(コトリー)のオンラインカウンセリングを利用した。

話すカウンセリングでビデオ通話を選択し、45分間カウンセラーの方とお話しした。

きっかけは、SNSでコトリーのことを知っていて、このところ歪んだ認知で"怒"のスイッチがバグっていたことに気がつき、これはまずいと思ってカウンセリングが頭によぎったから。
でも、"怒"のスイッチは気がついた時点である程度正常に戻ったので、仕事に関してずっとぐるぐる考えていることを相談してみることにした。

この一年ゆっくり人と話すことがなく、話を聞いてもらう必要があると感じたのもある。

自分のことについて話すのが苦手と思っているので、事前アンケートのカウンセラーに期待することで'質問をたくさんして欲しい'を選んでいたが、結果的には沈黙で話を引き出してくれた。

ずっと自分のターンなので、"今日はお仕事について、自分の考えを整理したいということですが?"以降、自分の考えていることを話し、話が止まったときにそこまでの話をまとめたり繰り返したりしてくれる。話を聞いてこう感じましたが合っていますか?、これについてはどうですか?と短く返してくれる。ただ、自分の考えていることを話し始める"間"を質問しないで待ってくれたのはありがたかった。おかげで45分間考えていることを話し、いくつか気付きを得て、すっきり、しかしずっしりとした時間になった。

カウンセリングを終えてからしばらくノートに書き出して、カウンセリングを振り返った。

相談内容の詳細は省くが得た気付きや言葉は以下の通り。

●『やりたいことが出来ていない』フィットしていない感覚がずっとある
→"やりたいことをやってみる"成功体験が必要
●好きなこと、楽しい、やりがい、は仕事においてあるに越したことはないが、なくてはならないものではない。楽しい、やりがいがある仕事が自分にフィットするか?
→やりたいことでもやってみて合わないこともあるので体験してみる
●仕事とは別に視野を広げる。興味のあるコミュニティに入って人とつながってみる。形はボランティアでもなんでもいい。
→これも立派なキャリア形成

ここまでがカウンセリングの中でのこと。

ちょっと重めに響いたのが2つ目。ちょっとびっくりした。

"楽しさややりがいがあるに越したことはない"という考えが、私の中では"ある方が絶対良い、正解"と変換されている。
"なくてはならないものではない"とはならないのだ。

この衝撃から次の日になってもこのことを考えた。

「確かに多くの時間を費やすのだから"好きなこと、やりたいこと、やりがいのある仕事をするべき"だ。」と思っていた。すなわち、それが"あるべき仕事の姿"と思っているからそれに当てはまらないと仕事を変えようとする。

しかし!多くの時間を費やすからといって、「仕事=人生」ではない。

私の中で「仕事=人生」になっていた。仕事は構成する一つの要素でしかないにもかかわらず、『やりたい仕事に就くことが人生の成功』という頭になっていたのだ。

まったくの間違いというわけではない。ただ、それが今進行形でバグを起こしていた。

育児休業で子育てをする(仕事をしていない)今を"仮の姿"と感じていて、子育てを楽しめていなかったのだ。

子育てを粛々淡々と合理的に進めることで仕事として邁進している。自分の仕事の復帰やその後の仕事人生について頭を悩ませている。

そうすることで、"母"という新たな役割を引き受けることを拒絶していたのだ。

結婚や出産を経ても揺らぐことなく'自分は自分であり続けたい'と思っていた。名前を奪われるように、'妻'や'母'になり自分がインビジブルになることを恐れ、全ての変化を拒んでいた。前と後で同じ姿を見せることで自分であり続けることができると思っていた。

しかし、そう思うこと(思い込み)によって起きているバグ、自分の状態を客観的に見ることはできなかった。

『思う』ことは自動的に起きる。それまでに形成された脳の回路を通って。

『思っていると気がつく』、『それによって起こっている状態に気がつく』ということは『思う』自分以外にもう一人必要だ。

自分で点検するときは、まず思っていることに気づき、付帯する"べき" "ねばならない"に逆説を唱えることだ。

カウンセリングをこれからも頼りながら、自分の中の偏りをほぐして柔らかく生きていきたい




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