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ハリーポッターと孤独の友

私はハリーポッターが映画も本もとても好きなのですが(語り)
好きなキャラを聞かれても答えられなくて、なんでかなと思ったときに
ハリーポッターに出てくる中に善良な人もいないし生まれた時からの完全悪もいなくて、ヒーローがいないんだよね。みんないいとこわるいとこあって、なんなら主人公3人にしょっちゅうイライラするし、ダンブルドアですらダメダメ懺悔おじいのときがあって、だからこそ魔法という最高の世界なんだけどこの地球上の社会に存在していると易々と信じられたんだよね。気持ちを代弁してくれるわけでもなく、一人一人それぞれちゃんと孤独で、感情に振り回されてザラザラした思春期があって("パジャマの裾から見えるくるぶしまで腹立たしい"なんて感情今はもう湧いてこないよ)、それが小中学生の時にグサグサ刺さって、ただただ他人としてあの3人の友達になりたかった、あの世界が心の友だったんだよね。孤独であればあるほど自分こそあの3人の一番の友達になれる、4人目の登場人物だと思ってしまったんだよね。
大人になっていく過程で孤独に慣れてきてもっと近くにいる友達のことを大事に現実を生きねばと思った時があって、大学生のときに、それまで大事に大事にしていたハリーポッターの本たちと引っ越しを機に全部お別れしたんだよね。自分では捨てられなくて、置いていった(つまり業者に処分してもらった)
そのくらい心を占めていたんだよね。(DVDは持ってる。その差は何だろうね?)

今は懐かしい、会うことはあまりないけど会えばその頃の関係に戻れる古いの友達のような感じ。あの時一緒にいてくれてありがとうな。また遊ぼう!

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