少数精鋭のサッカー部、顧問が原因で部長と副部長がバックレた話
おはようございます。
池田諭史です。
中学時代に起きた思い出話を一つ。
指導者一つでチームはガラリと変わるという経験のシェアになります。
当時通っていた中学のサッカー部がなんと同期5人しかいなかったんですよね。
後輩がいたことで何とか11人で試合はできたが、2000年代なんて当時日韓W杯で盛り上がっていた時期なのに5人ってすごいなと思った。
原因は地元の中学は自分が通っていた時はヤンキーが多く、しかもたまり場がサッカー部だったのもあり、近寄りにくい環境になっていた。
顧問の先生も関わろうとせず無法状態。
なので入学当時は同期が7人しか入らなかったんですよね。
そのうち2人は先輩にいびられそりが合わなくて辞めざるを得なかったのもあり、引退間近まで5人という状態。
僕は3つ上にサッカー部だった兄がいたおかげで多少生意気でも見逃されていたところはあるがいなかったら多分間違いなくボコボコにされていたでしょうね。
そして最後の夏の大会前に事件が!
大会当日、部長、副部長がバックレるという非常事態が発生。
バックレたというより、事前に来ないだろうとは薄々わかっていたことではあるのですが。
理由は当時の顧問と喧嘩をしたこと。
部長はチーム内で間違いなく一番上手かったのだが、得意なポジションをなぜかさせてもらえない。
理由を聞いても、一番上手い奴がDFにいるとまとまるなど、よくわからない理由でCBをやらされていた部長。
トレセンという地域でうまい選手が集まる場所でもトップ下を任されていたのに部活じゃCBをやらされる。
3年生になってからほぼ毎週あった練習試合で2回くらいで終わるかと思っていたら大会直前までやらされることに。
これに切れた部長が、「得意のポジションをやらせてもらえないならやめる」と直に顧問に伝え二度と部活に来なくなった。
副部長のほうも顧問との喧嘩が原因。
こちらはもっとひどい、練習中にへらへらしていたからという理由で罰走を何度もさせられていた。
副部長はへらへらしているのではなく、常に明るいムードメーカー的存在だったので部活内で笑いが絶えなかったは彼のおかげだと今でも思っている。
さすがに自分たちもなぜと訴えたが通らず。
これに副部長も切れて、「僕は真面目にやっているのに罰走させられる意味がわからない、納得できる理由を伝えてくれるまで部活に参加しません。」
という理由で二人とも、大会当日に電話をしたけど当然つながらず。
顧問がぶち切れていましたが、皆「いや原因作ったの先生じゃん」と思っていた。
そこまで強くもないのに主力が2人もいなければ当然上手くいかず。
0-4で負けて最後の大会終了。
今でも顧問がした行動が謎でしかない。
当時ヤンキーがはびこっていた時代は全く練習に顔ださなかったのに引退した途端に我がもの顔で指導、1個上もまだヤンキーが多かったからかそんなに堂々とはしていなかったが、自分たちの代になってからはひどかった。
顧問の先生も人だからというのでヤンキーたちと関わりたくないのは今となってはわかるが、それでも指導について感情論で行い、気に入らないと干すという考え方だけは今でも理解できない。
ちなみに後輩たちが3年になった時、新任で赴任してきた先生が元プロ下部組織出身の方だったのもあり、その方が練習を見るようになってからはなんと全国大会に出るような学校に勝ち地区大会で優勝するというオチ。
指導者次第で選手の成長は変わるのだなと実感した体験談でした。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた。