【テイルズオブ】勿体なさすぎるゲーム【ルミナリア】
勿体ない
「美味しいのに、勿体ない」端的にこれに尽きる。
2021年11月4日、iOS/Andoridで「テイルズオブルミナリア」がリリースされました。
25年以上の歴史を持つRPGの大御所「テイルズオブ」シリーズの最新作として配信開始。私含む、昔からのテイルズファンは特に期待していたと思います。
ですがこのゲーム、世間の評価が散々な状態です。
この記事を投稿した2021/11/7現在で…
■ App Store 2.0（レビュー約1200件）
■ Google Play 1.7（レビュー約1000件）
…正直、ここまで酷評になるゲームも珍しい。居た堪れない。
個人的には、以下が大きな要因だと見ています。
① メインメニューのUIが斬新すぎる
② アクションの操作性とカメラワークがよくない
③ 商品（ガシャ）の魅力をアピールするのが下手すぎる
ラーメンに例えるとこんな感じ。
① ラーメンを食べに来たのに、内装が妙にオシャレなカフェみたいになってて馴染めない。店員の案内もない
② 箸ではなく、ナイフとフォークで食べる形式だった
③ 料理の写真がない名前だけのメニュー表。盛り付けや食器があまりに質素。実は良い食材を使っているのにアピールしていない
これらが理由でぐる〇びにボロクソ書かれているわけですね。
ここで問題なのが…「ラーメンが美味しいかどうか」じゃない部分でドロップアウトしている人多数なことです。
私含む「テイルズオブルミナリア、面白い！」って書いているユーザーは、「ナイフとフォークで食べるのも、最初は苦戦したけど慣れてきた！」
「そんなことよりも、このラーメンまじで美味いよ！！他の味も食べたいな～」
的な意見が多いように感じる。
でも大多数の人は「店長が伝えたかった味」に辿り着く前にそうじゃない部分で萎えてしまっている。本当に勿体ない。
一杯は食べたうえで感想を書いている人も勿論いますが、味の好みがあるので全員が美味しいと感じるわけではない。仮に美味しいと感じたとしても、他で★を下げていい大義名分が多すぎる。
実際、それらはこのゲームが好きな私にも否定できません。
それでも面白いと言い続けたい
このゲームの魅力は公式がうたっている以下2点だと思う。
■「21の異なる視点から展開する壮大な物語」
■「プレイするドラマ」
コンセプト通りシナリオの出来は素晴らしいです。
キャラ全員が魅力的で主人公足り得る個性と信念を持っています。
エピソード1つ1つは壮大な物語の断片であり、時系列も視点も異なりますが、徐々にバックボーンや人間関係が紐解かれていく構成になっており、総じて先の展開に期待が膨らみます。
また、エピソードごとに「OP>本編>ED>次回予告」とアニメ1話分をプレイするような構成になっていて読了感が非常に高い。
移動中の殆どの時間をキャラ同士がフルボイスで会話するため作業感が薄く、その会話・移動・戦闘自体がシナリオを構成するパーツとして溶け込んでいるため「プレイするドラマ」に相応しいユーザー体験になっています。
でも「ラーメン好きが食べてくれれば美味しい」状態なんです、現状。
これだと、意気揚々と人を連れていくことは難しい。
一人客として黙々とリピーターになるしかない現状が歯がゆい。
本筋からズレるので詳細を語るのは控えますが、メインメニューのUIや導線にも作り手なりの意図を感じます。最初は面食らいましたが、今は結構好きです。
「丁重すぎるチュートリアル」「タイトル→ログインボーナス→お知らせ表示のルーティン」「主張が激しく要素も多いUI」など、これまでのモバイルゲームの当たり前を見直しており、「やや食傷気味なよくあるインターフェースに一石を投じよう」とする意志を感じます。
ナイフとフォークは普通に食べづらいものの、そのうえで何故そういうシステムにしたのか？どの要素とトレードオフしたのか？意図を汲み取ることはできます。
そんな寄り添いもあってか、ナイフとフォークに慣れてきた今ではアクション部分も存分に楽しめています。
（とはいえ、今のままでいいとは言えないですが…）
心配してます
私はシナリオを最後まで読みたい。この店には続いてほしい。
でも多分、このままだとマズイ。
この記事を読んで少しでも興味を持ってくれたなら、1エピソードだけでも遊んでみて欲しい。
月額610円のノーブルパスはデイリーの無料ガチャが星4確定になるのでちょい課金に大変オススメです。
（全然お店側がアピっていないので気付いていない人もいそう）
これだけでも買ってくれる人が増えれば、私が次の新作ラーメンを食べられる可能性が上がる。WIN-WIN。
▼テイルズオブルミナリアのDLはこちら！
App Store
Google Play
ゲームって難しいね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？