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女の私がメイドカフェに通う理由


自己紹介

どうも皆さんはじめまして。28歳(2023年7月現在)既婚者のいちこって言います。
あ、本名ではありません。あだ名です。高校の友人につけてもらったあだ名が愛着があり、今でも使用しています。
本名とかけ離れているあだ名ですが、由来はイチゴが嫌いだからというものです。当時は匂いを嗅ぐだけでも無理となるくらい大嫌いでしたが、妊娠出産を経て、好きとまではいきませんが普通に食べられるようになり、自分でも驚いています。

見た目はどちらかというと童顔。学生さんですか?と聞かれることもしばしば。立派ではないが、もう少しで3歳になる息子がいる一児の母なのです。

そんな私には、大学生の頃から続いている趣味があり、それが人生の生きがいといえるくらい大切な趣味があります。

それはずばり、メイドカフェに通うことが私の人生において大事な趣味、生きがいなのです。


きっかけ

そもそも何でメイドカフェに通うことになったのか、それは大学四年の頃に遡ります。
当時は、自分の中で誕生日の日には一人で〇〇をするというマイルールを設けていました。
一人でスイーツパラダイスを楽しむ、一人とあるブランドのポップアップイベントへ行き、学生じゃ手を出せない衣装をたくさん着るなどとしょうもないことを計画していました。

そんな時、学生最後の誕生日の日を迎えました。
学生最後なら人生最高の思い出を作りたいなと思い、前々から気になっていたメイドカフェに出向くことにしたのです。
メイドカフェといえば、秋葉原。
めいどりーみんや絶対領域、あっとほぉーむカフェなどなど有名なメイドカフェが集結しており、どのメイドカフェがいいのか正直迷いました。

事前にSNSでもどこがいいか調べておりましたが、誕生日を盛大に祝ってくれるところがいいなと思ったので最終的にあっとほぉ~むカフェに行くことにしました。

入店するまでだいぶ緊張しましたね。今までの行動と訳が違うというか、異世界に片足を突っ込むようなそんな緊張感がありました。
それにメイドカフェなんて一度経験すれば、もう満足。それでいいと入店する前からそう思っていました。この時はそもそも自分がこんなにもハマるとは予想はつかなかったです。

人生は一度きり、後悔したくないと思う行動が私にとって吉となりました。


初めて入店したのはドン・キホーテの5階にあるあっとほぉーむカフェドンキ店と呼ばれる場所にご帰宅しました。
ちなみにメイドカフェの世界ではお店に来店することを”ご帰宅”って呼ぶそうですよ。初めての入店でも”久しぶりのご帰宅”と言われるのも世界観があってとてもグッド。

可愛いメイドさんに囲まれ、自分の他愛ない話を楽しく会話を広げてくれたり、誕生日の特典萌え萌えなケーキと全メイドさん達との記念撮影をしたりとたったの1時間でしたが、濃い時間を過ごせました。
全メイドさんとチェキを撮る時、他のご主人様にも見られるような壇上で行うので少し恥ずかしさはありましたけどね。

(現在は誕生日特典はケーキか記念撮影を選択する形なのでもうあのケーキは食べられないのか…と時々残念に思うこともあります)


これで満足、満足と思っていましたが、波長が合うなと思ったメイドさんのSNSをフォローし、今日のお礼リプを送ったところ、翌日しっかり返信があり、少し舞い上がったことを今でも覚えてます。
このメイドさん。【ちとせ】と呼ばれる子をきっかけに私はとことんハマっていくのです。


コスプレデーと呼ばれるメイド以外の格好をしたイベントに参加したり、あっとほぉーむカフェの中にも別店舗があるのでドンキ店以外にも足を運び、他の推せるメイドさんを探したりと気付いた頃には延べ310回程、ご帰宅していました。


どうして通うのか

周りのみんなはどうしてこんなにも通うのかって不思議に思う友人も私に言わないだけで少なからずいると思います。

可愛いから、楽しいからというのはもちろん。
そのメイドさんを人として応援したいと思うからです。

メイドさんだってただの人間でただの女の子。
推している子がメイドだけで一生を終える子なんてそうそういません。
アイドルになりたい、好きな人と結婚して子供を産んで普通の女の子の人生を送りたい、自分でカフェを開拓したいなどメイドの時は本音を言わなくても実際そうなりたいと思う子がいます。
というか実際にいたんです。

そんな子達を傍で見守り、応援することが私の生きがいであり、これこそが推し活の本来の在り方なのでは?と思うのです。


メイドさんもアイドルと同じようにいつかは卒業が来る。
消費期限がくる。
でもそれでもメイドの格好をした一人の女の子の一生を見守り、応援することが楽しいと思える時間なのです。


結婚し、子供が産まれてからはなかなかご帰宅できるチャンスというものは独身の頃と比べて少なくなりましたが、それでもご帰宅できる日は一生の思い出を作るんだと心に誓いながら推しに会うのがとても楽しいです。


最後に

独身時代はほぼソロで推し活をしていましたが、現在は息子と推し活をするのがとっても楽しいです。
(言うこと聞かない時が多々ですが……)

今は、私の後に大人しくついていってくれていますが、もっと大きくなり、メイドカフェなんて行きたくない!と言わない限りは一緒に推し活をする予定です。

夢のひとつであった親子で推し活が叶った瞬間でした。



(了)

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