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PERFECT DAYS

東京で暮らす公衆トイレの清掃員、平山の話。平山は好きなものだけを持ち、必要なことだけを行い、人の役に立つと実感できる仕事をしています。同じ状況で目覚め、身支度、木、空、カフェオレ、音楽、仕事、写真、風呂、食事、本と続く毎日を、過ごしています。
平山の毎日は、自分が決めた、自分の時間。
自分で選んで手に入れた日常。違う日々を過ごしていたことが、彼の所作や風貌から伺えます。沢山の物や、責任、人間関係、仕事を持っていた事を想像させます。
平山は、毎日決まった生活を1人で送っています。しかし、1人では生きていけない日常があります。自分も時間も同じ毎日。けれど、決して同じ日はないのです。孤独ではないのです。
時間、物、お金、人、幸せ、満足、後悔、謝罪、平山の毎日にある全てに、羨望と侮辱、傲慢と謙虚、自分を、考えさせられます。


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