電子書籍化への道のり3 イラストレーターさん!
それで、20000字加筆して3000字の番外編を書くことにしたのですが、数行で内容を教えてほしいと言われて、それも困惑。
ええと、どうしましょうか。
どういう内容にするかは決めてあるので、それを数行にまとめればいいことはわかっていますが、書いてみないと本当にその通り書けるかどうか分からないです。
今まで書いた小説も、最初に考えた内容からズレて行くことがよくありました。書いているうちに人物の性格や行動パターンが出来上がってきて、あれ、こんなことしないな。みたいになったり、あとは私の文章力の問題で、やばいこの流れではこっちにはもう行けない。とかそんなことが起こるのです。
なので、とりあえずは書き出してみて、これはこれで行けそうだぞ。というところまで書いてから、残りをあらすじにまとめることにしました。
そんな感じでもたもたしていたら、なんとイラストレーターさんが決まりました的なメールが来てしまい、すごい驚きました。
しかも一通目に返信していないうちに、構図案が送られて来て、スピード感にびっくりしました。
すごい。仕事早い。
しかもイラストレーターさんは私も知っているような有名な方で、私もその方が表紙を描いている電子書籍を何冊か買ったことがある人でした。
しかもしかも、構図案が、ささっと描いた的な感じなんですけど、すでにすごい素敵で。しかもどう考えても小説を読んでくれてる感じの内容で。イラストレーターさんって表紙とか描くときに中の小説は読んで描いてるのよね。とは思ってましたが、こんな有名な人が?わざわざ私の小説を?とか思うとすごいびっくりしました。
一つは主人公たちが見つめ合っている絵だったんですが、二つ目と三つ目は小説のハイライトであるベランダのシーンになっていて、わあ!すごい。読んでくれてる!読んだうえでベランダのシーンがいいって思ってくれたってこと?
とても嬉しかったです。
加筆、自信ないですけどね。
でも、こんな素敵な人に表紙を書いてもらえるなら頑張るしかありません。
構図案どれがいいですか?と担当の人に聞かれて困りました。
いや、どれもすごい素敵そうです。
ベランダ。ベランダは欲しいかもしれないです。でもヒロイン1人だけの絵が一番イメージ通りなんですが、それでは少しさみしい気がします。ベランダありの二人の絵もいいですし、二人が見つめ合っているのもいいです。
イラストレーターさんは本職だから、これがいいっていうのがあるかもしれないと思って、どれでもいいですと返事をしたのですが、お任せはよくなかったみたいで、再度聞かれました。
担当さんは1つ目が良さそうってことだったので1つ目にしてもらうことにしました。
ベランダも捨てがたいですが、登場人物の表情がしっかり描かれているのも魅力的ですから。
そんな感じでイラストレーター様が決まったのでした。