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電子書籍化までの道のり2 完成した小説に加筆する

とりあえず、お願いします返信したメールの次に来たメールは、締め切りと出版までのスケジュールでした。

11月中旬に締め切りがあり、そこに間に合えば来年1月末には出版できるそうで。

早ってなりました。
さすが電子書籍だと思いました。

読者様の熱量のあるうちに出したいと書いてらっしゃったので、そういうものなのかと思いました。今ムーンライトノベルズで読んでくださっている人の記憶が新しいうちに、電子書籍でしか読めない20000字を加筆して出版して、買ってもらうということのようです。

なるほど。難しい。ということは加筆する20000字は700円の価値があり、なおかつ今投稿しているものを読んだ人が、さらに満足するような内容でなくてはならないということになります。

んんん?すごく難しくないか?
と、思いました。(そして実際難しかったです)

私のムーンライトノベルズのマイページには書きかけの小説が20作以上あります。挫折したというよりは、なんとなくうまく書けずに寝かせてあるものです。
急に続きが書けて完成させられる物もたくさんありますし、長く眠っているものもあります。

それのどれもが、なぜ書けなくなったのか分からないし、完成したものもなぜ書けるようになったのかも分からないのです。

そんな不確定要素満載物書きが、面白くて、今読んでくれている人をがっかりさせたりせずに700円払ってよかったと思わせられる文章を書けると確約できるのでしょうか。

しかもキャラクターデザインをくれれば同時進行でイラストレーターさんに表紙を頼むので、とか言ってます。

ええと。もし、仮にですよ。面白い20000字が書けなかった場合、責任重大ですよね。

結構怯みました。

あと、キャラクターデザインをくださいと言われても、キャラクターデザインってなんですか?の世界なんですけど。
とりあえず検索しましたけど。

でも私の辞書に自信がないからやめておく。の文字はありません(そんな長文、辞書に載っているわけない)。

とりあえずやるしかありません。
それに出版社の人が声をかけて来てくれたのだから、何かしらの勝算はあるに違いないと思いました。面白いものが書けるという確信があるとか、面白くできるノウハウがあるとかなんかそういうことがあるに違いない。

私は前向きに加筆に向き合うことにしました。

完成してエンディングを迎えた小説に加筆をするのは難しいです。しかもこのお話は番外編まで既に書いて投稿してしまっています。
章を増やして加筆するのがいいと言われています。

ここから、小説の加筆の話になるので、良かったら小説を読んでください。『貴方を愛することはない。と言われた妻の物語』ムーンライトノベルズに投稿してます。noteにも転載しようとしてますが、とにかく時間がなくてまだできてません。

ええとじゃあ、小説は読んでもらっている体で行きます。

私の小説はラストが急に終わるという特徴があります。ハッピーエンドが決まった瞬間から急にばたばたと収束に向かいます。

この小説はハッピーエンドになっていないのに、後半心理描写が主でエピソードも無く二章くらいで話が進んで、最終章でハッピーエンドを迎えます。
そこの三章分が、前半部分と比べるとささっと進んでしまっているのです。

ここの心理描写を具体的なエピソードを足して、心理描写も詳細にして行けば、面白い20000字になるのではないかと思いました。

それで私は加筆部分を書き始めたのでした。

ちなみにキャラクターデザインは、髪の色、目の色、服装などを聞かれました。

髪や目の色が重要な小説もあるのですが、今回のお話はわりと容姿が話に関係ないので、適当に描写してました。
なので読み返したら、主人公たちが二人とも金髪だったり、ヒロインの目の色がわからなかったりしました。なので小説に書いてあることはそのまま書き抜いて、書いていないことは改めて考えて、答えました。

舞台設定的には、どこにも存在しない中世〜近世風のヨーロッパ風なので、ヒロインはドレスを着ているのですが、ここに一つだけ私のこだわりがあり、それは伝えさせてもらいました。

私は中世〜近世ヨーロッパ風の舞台で、女性がドレスを着ているのに、髪の毛が現代風にバサバサだとどうしても違和感を感じるのです。
人の作品は別に構いませんし、お話が面白ければイラストでも、漫画でも平気です。ですが、自分の小説の表紙を描いてもらえるのならば、ぜひ前髪は持ち上げているか斜め流しで、髪全体も下ろしていたとしても毛先は整っていてほしい。

時代設定も舞台設定も適当で、しかもこの小説は特に登場人物の名前も適当につけたので、(早く話が書きたかったので、設定を考えるのがまどろっこしかったのです)
トーマスとか、ロバートとか、どこにでもある名前だったりしたのに、そんなところだけこだわってみたのでした。

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