NZの会社で働き始めました/NZワーホリ🇳🇿【24週目】
どうもニュージーランドでワーキングホリデーをしているのすけです。新しい職場で勤め始めて2週間が経過しました。今日は、そこでの働き方と仕事内容を書いていきたいと思います。
ヴィンヤードでの仕事
まずは新しく働き始めた仕事内容をまとめていきます。
現在住んでいるBlenheimという街は、ワイン用のブドウ畑であるヴィンヤードが、郊外の至る所にある。
そのヴィンヤードを使って、ワイン用のブドウを研究したり開発したりする会社で働いている。
契約自体は、カジュアル契約で日本でいう所の派遣の形態に近いと思う。いつまで確実に働けるということは確定しておらず、業務とマッチしているか英語のレベルは厳しくないかなどで契約破棄される可能性もある。
そんな働き方ではあるが、NZの企業で働けるということは滅多にない機会だと捉えて、少しでも喰らい付いて働いていこうと思っている。
その企業の中では、社長や他の社員の方々が持っている研究プロジェクトのアシスタントのような立ち位置で、直接ヴィンヤードに行って、現場のブドウ畑で調査や記録などの作業をする。
具体的には、ブドウの房となる花の数を数えたり、枝から伸びた芽の数を数えたり、調査対象となる房を選定してその房に網目状の袋を被したり、ブドウの木の写真を撮ったりしている。
会社でも様々なところにブドウ畑を保有していて、毎日指示をもらい、対象の畑まで出向いて調査を行う。
基本的には朝9時にオフィスへ出社し、社長から直接やって欲しい作業の説明を受ける。初めて行う作業の場合は、その後作業のレクチャーを会議室で受け、共にヴィンヤードまで行き、作業を開始する。前日からの引き続きの場合は、オフィスに出社せずに自宅から直接ヴィンヤードに向かう場合もある。
お昼に30分の休憩を取るのと、15分間のブレイクを午前午後で二回取ることができる。このブレイクタイムは業務時間に含まれているため、休みの間も賃金は発生する。
その後は、終わりたいタイミングまで仕事をすることができ、大体17時〜18時頃まで仕事をして帰宅している。
なので、1日8時間前後の勤務時間で、平日週5日働いている。
給料は時給制で、時給は28NZ$に8%のホリデーペイが付いている。
ホリデーペイとは簡単にいうと、普通の労働者の場合は1年間働くと4週間の有給が付与されるが、ワーホリなどで1年未満の労働者の場合は有給がもらえないためその代わりに給料が上乗せされるという仕組み。そこから税金が引かれて、手取りとなるが、大体1週間で1000NZ$もらえる計算になる。
NZの企業で働いている
今回おれはたまたま日本人の方のFacebookの投稿を見て、応募して働けることになったのだが、現在働いている中ではその投稿をしていた方とおれだけが日本人であり、あとは全員別の国籍の方々。もちろん、全て英語の世界で、文化も全然違う。
海外の企業のデスクはスタンドタイプの人もいるし、絶対にスクリーンを使っている。服装は自由でビーサンでも問題ない。コーヒーマシンはインスタントではなくて、豆を挽いたコーヒーが飲める。朝は大体9時ぐらいに出社すれば良いし、帰りは17時にはほとんどみんな帰宅している。
ヴィンヤードに直接行って業務をするという点で、ファームの仕事との違いはそれほどないのだが、企業の一員として働いているという点で今までとは違う。
初日にイントロダクションをオフィスで受け、そもそものヴィンヤードについての説明を会議室で受ける。
研究のプロジェクトに携わっている部署の人たちとの、ウェルカム時間みたいなのがあり、みんなでパンやお菓子を食べながら自己紹介をした。
勤怠はエクセルを使って自己申告で、隔週ごとで提出が必要である。
業務内で発生したガゾリン代についても走行距離を申告が必要で、月次で返金される。
業務の進捗や報告を直接社長に電話することもあるし、業務はスプレッドシート上で管理をしている。
きちんと組織があり、企業で働いている感を感じる。
これは今までファームで働いている時は感じなかったことで、どうしても季節労働者感や短期でのヘルプとして働いている感が拭いきれず、個人として扱われている感はなかった。
もちろん全て英語の業務であり、業務指示や一緒に働く方とも英語でコミュニケーションを取るしかない。仕事であるため、テキトーにやり過ごすこともできず、きちんと齟齬がないか確認も必要になる。
この2週間で必死にやったこととして、理解していることがあっているかどうかを"伝える"ことと、話を踏まえた上で新しく疑問が生まれたことやもっとこうしたら良いのにと思うことを"質問する"ことをした。
すると、相手には伝わっているかどうかを教えることができるし、自分も誤った理解をしていないということを認識できる。
ただただ、みんなおれに対して少しゆっくり喋ってくれてたりするし、複数人でバーって話し合ってる時は全然聞き取れないし、会話での表現が全くわからない場面が多々ある。まだまだ全然英語は伸びていないし、話せない。
でも、今こうして喋る機会がたくさんあるから、せっかくの機会で色々試して使っていこうと思う。これで伸びていったら良いし、英語を学ぶモチベーションも上がっていったら良いなって思う。
社会の日常を生きる
平日月曜から金曜まで働いて、土日に休みがある。
そんな社会にとっての普通なルーティーンを久しぶりに過ごしている。
2週間過ごしてみて、このルーティーンがあることも幸せだと思えている自分がいることに気づく。
ファームで働いたり、移動しながら過ごしたり、WWOOFしたり、長らく社会の枠の中にハマっていなかった気がしていて、自分で歩みを続けなければならない毎日だった。
明日は自分で一歩進まないといけないし、明後日の予定なんて真っ白だってことも全然あった。
明日を自分で作り続けないといけない毎日は疲れる場合もあった。
だからこそ、社会の枠組みの中でそのルーティーンがあってくれることに初めて有り難みを覚えた。
金曜日まで働いたら、一旦休憩で、
月曜日からはとりあえず5日間の働く予定が決まっている。
そんな当たり前の枠の中にいれることって幸せなことでもあるんだなって思った。
多分、疲れてた。疲れてたからこそ、一旦自分の歩みの方は見ないで良くて、社会の流れに沿っていたら良いってなったらラクなんだな〜。
月曜日があるってことにありがたいなあって思う日が来るなんて思わなかったよ。
そんなこんなで、一旦1月末まではここで暮らしていく予定です。
頑張って働いて夏の旅行に備えたいなと思います。