「好き」のつまみぐいで生きていく #未来のためにできること
「大きくなったら服のデザイナーになりたい」
10歳の時に学校の宿題で書いた「将来の夢」がテーマの作文の冒頭文だ。
これに対して親が一言書き添えるところまでが宿題だったのだが、母のコメントは「夢を応援しているよ」といった内容だった。
時は20年余り過ぎ、30歳を過ぎた現在。
私は2回の転職を経て、しがない零細企業で事務員として働いている。
大人になり就職が現実味を帯びるとともに、母は公務員や大手企業を薦めるばかりだった。
デザイナーの夢などとうの昔に捨て去っていたこともあり、