好きなタイプは?骨盤フェチ?オトナ?
骨盤フェチ
好きなタイプの女性は?ということをきいていただくことがあります。その度思い浮かべながらもはぐらかしてしまうのでこういうところに書くのも面白いかと思いました。
身体的特徴で言えば骨盤がしっかりしている人が好きですと答えます。理由は骨盤は女性が子供を上で重要な役割を果たしており、美人さんや可愛いかよりも本能的な理由で「骨盤」がしっかりしているといいと伝えています。
しっかりというとと大きいのがいいかというと限定的な意味ではなく、骨密度の関係もありますので、そこは本能的な要素が大きいように思います。
精神的なこと
精神面においては深いことがあります。「未成年」の状態を脱しているかどうかです。この未成年という意味は、イマニュエル・カントの啓蒙とはの中にある言葉の意味での未成年を指します。精神的な成熟度合いのことですね。
少しカントの「啓蒙とは何か」から引用しますと、
”啓蒙とは人間が自ら招いた未成年状態から抜け出ることである。未成年状態とは、他人の指導なしには自分の悟性を用いる能力がないことである。 この未成年状態の原因が悟性の欠如にではなく、他人の指導がなくとも自分の悟性を用いる決意と勇気の欠如にあるなら、未成年状態の責任は本人にある。したがって啓蒙の標語は「あえて賢くあれ!」「自分自身の悟性を用いる勇気を持て!」である。
(中略)
なぜ彼ら〔多くの人間〕は生涯をとおして未成年状態でいたいと思い、またなぜ他人が彼らの後見人を気取りやすいのか。怠惰と臆病こそがその原因である。未成年状態でいるのはそれほど気楽なことだ。”
未成年の状態を脱することは難しいので、精神的に大人であるか大人になろうとしている方が好きです。大人な女性がタイプということですね。また自立的であり、自律的であるとなお好きになってしまいます。一緒にいると何でも揃えたくなって、ココロまで揃えたらそれはもう私がもうひとりいるようなもので、付き合っている意味がなくなる気がするからです。
一方で、無知を自覚しながらも新しいことを吸収したがる人も好きです。それは子どものような人といってもいいでしょう。無知であることを自覚し続けるのは難しく、人はなにかを知るたびに賢いふりができる生き物です。本当の意味での賢者なんていなくて、IQが高くても人に意地悪をしたり、ココロが理解できなかったり。人の能力の差など、本当に些細な差なのです。
私が、知識や新しいことを好む傾向にあるので、妄信的に好かれるよりも、興味を持ってくれた上で共感してくれる方が好きです。共感とは必ずしも同意である必要はなく、ときに批判的であってもいいと思います。恋愛は互いに向上するのが目的の一つだと思うので、批判的(現代的には否定と思われていますが批判は否定ではありません)な思考は重要な位置を占めます。
大人のような品格に子供のような無邪気さ
大人の思考だと退屈すぎるし、子供っぽすぎても気持ちが疲れる。そんな両面の事柄(dilemma(ジレンマ))の中にあるわけですが、ひとの出会いというのは不思議なもので探していれば探している人に出会えたりします。
大人の要素かつ子供の要素。と考えると、いわゆる実年齢のストライクゾーンは広かったりします。実年齢よりも、外見よりも中身のココロ。魂の年齢というのでしょうか。そういうものを見れるメガネがありば運命のヒトにであうのに苦労がないのですが。しかしながら、いつ出逢えるかという偶然性がなければ恋はとても退屈なものになるかもしれませんね。偶然は必然でもあったりしますから。
たとえどんな逆境にあろうとも、向上心を持ち、「未成年の状態」を抜け出せる女性は素敵です。
斑鳩入鹿