1/2理論ー理論値はあてにならないー
ビッグドリーム
宝くじを買ったらなに買う?なにする?そんな会話をしたこと、誰もがあると思います。高額宝くじに当たる確率は、皆さん御存知の通り、数字選択式宝くじ ロト7の1等当選確率は1/10,295,472。ロト6は1/6,096,454。当たるわけがない。そのとおりです。
理論値の壁を破る
確率論で突き詰めると当たらない。ですが、あたっている人はいます。毎週当たる人がいるという事実が存在しています。数学の世界や統計学の世界では理論値という言葉を使います。理論値は読んで字の如し、理論上導き出される値というもので、ランダムに計算した1/10,295,472ということになります。
その一方で世の中には「運」という言葉があります。運はたまたま、偶然の出来事を指しています。「運がいい」とか「運がわるい」は本人(観測者)の主観によるものなので言葉の定義としては非常に曖昧です。
偶然性
しかしながら、私達は体感的に「偶然」ということに出会います。振り返って見ればあのときあの出来事がなければ、こうならなかった。例えば、あの日、コンビニに行かなかったら自転車にぶつからなかった。などです。因果関係を過去に遡ることでヒトは自分と出来事を結びつけているという面があります。
因果関係はたどると奥が深く、「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざもあります。海外ではバタフライ・エフェクトと呼ばれますが、チョウチョの羽ばたきがハリケーンを生み出すという意味があります。ここまで来ると因果関係を考慮して宝くじを充てることが不可能に近いことがわかりますね。ノイズが多すぎるのです。
カオス理論は直感で感じる
仮にスーパーコンピューターでカオス理論(不規則性の中の規則性)やバタフライ・エフェクトなどを計算し、考慮しても宝くじに当たる法則を見出すことは難しいでしょう。未来のことは誰にもわからないのです。
では、どうしてもくじに当たりたい方はどうしたらいいでしょうか。
シンプルな思考
そこで1/2理論です。この理論は非常にシンプルな理論値を採用しています。つまり、宝くじを「買うor買わないか」ということです。買わない場合の確率、これはどんな人でも0.00 ゼロパーセントです。買わないということは数字を割り当ててもらえないのでどんなに願っても当たることはおろか外れることも不可能です。
「買う」という選択肢の分岐は、買わなかった世界から一本道がそれます(世界線解釈)。その場合、理論値1/10,295,472の内側に入るので当選確率は0のときより上がります。
では2枚買えばいいか。と思う方がいらっしゃいますが、理論値の1枚購入時の確率1/10,295,472が2/10,295,472になるだけなので、0から1になるよりも効率が悪いのです。
1/2理論で考えれば、「毎回1枚だけ買う」が最も効率がいいといます。
1単位をいくらと考えるか
パチンコなどのギャンブル。例としてパチンコをとりあげるなら、1回の投入資金はあたりの回収玉数を1単位と考えるといいでしょう。1小当りで300玉しか出ない台なら300円〜1200円ですが、なかなかそんないい台は見つけられません。リスクと回収額を考えなければいけませんので、個人的には1円パチンコなら1000円、4円パチンコなら4000円が技量でカバーできる金額だと思います。
やるかやらないか、その2つの選択肢を基準に台を選ぶことを忘れなければ勝率は上がってくるもので、見極める目を養うことが大事です。
やらないことも懸命な選択肢
ギャンブルや宝くじに投じたお金、そのお金でお酒が飲めるかもしれない。そのお金で友人とご飯に行けたかもしれない。
1/2の外にも「やるかやらないか」の選択肢が無数に存在しています。正しい選択なんてものはやってみなければわかりませんが、その一歩の前に他の選択肢がないかまわりを見渡してみるのもいいかもしれません。
Good Lack.
斑鳩入鹿