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ヒーローだから変身するんじゃない! 変身するからヒーローになるんだ! 映画「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」(感想)

 やっと7泊8日でレンタルされるようになったので借りてきた。この次のドウェイン・ジョンソン出演作はランペイジか控えてるし、2019年には3作?4作?公開予定。ドウェイン・ジョンソン、映画出すぎ!! 見きれないよ! ああでも大好き!!!!

 ジュマンジ、ザスーラは小中学生くらいの頃に、見たはずなんだよなあ。ただ、怖かった記憶しかない。ちなみにロビン・ウィリアムズはミセス・ダウトやパッチ・アダムスなど、子どものころのトラウマ映画筆頭俳優である。

 海辺で拾われたボードゲーム、ジュマンジ。面白いもの見つけたと友人が持ってきたそれを、「今時ボードゲームかよ」と放置する少年。夜、ジュマンジの発する怪しい光に目を覚ました少年がゲームのパッケージを開くと、そこに元の双六の姿はなく、ゲーム機用カセットがぽつんと置かれていた‥!

 もうこの時点で爆笑。それと同時に少しだけヒヤッとする。まるで呪いの人形のように、時代を超えてどこまでも人間を絡めとろうとする執念を感じる。その箱を開いたら、幽世(かくりよ)へ連れ去られてしまうのだと。

女の子も、男の子も、女の子だったおじさんも、みんなカワイイ!!

 4人の高校生がジュマンジの世界へと入り込んでしまう。まずね、この高校生のひとり、インスタ女子ベサニーちゃんがめっちゃめちゃかわいい。いくら自撮りしてても許す! そしてゲーム内キャラクターに変身した後のジャック・ブラックがもう完全にKAWAII。ちょっとした仕草、目線、笑顔の作り方が紛れもなく女の子。女の子の中でもまさに、自分の魅せ方を知っているベサニーちゃんそのもの!!! 絵面はすっごく馬鹿々々しくても、男の子がジャック・ブラック扮するベサニーちゃんに惹かれていく姿、「分かるぅぅ(ジーン‥)」と思って見ちゃう。

 弱虫オタクの男の子はドウェイン・ジョンソンに変身する。このドウェイン・ジョンソン登場シーン、最初に顔がドアップになった瞬間‥きたあああああ!!!!ピープルズ・アイブロー!!!! イェエアアアアアアア!!!!(モニターの前で雄たけびをあげる私。) それでも元の世界ではオタクだから、脇を締めてビビる感じがとってもチャーミング!

 オタクの子とうわべだけの友達付き合いで利用している大柄大柄(おおがらおおへい)な男の子や、内気で皮肉っぽい女の子、誰もが本当にキュート。元々の姿は少しの時間でしか描かれないが、姿が変わってもしっかりキャラクターが投影されているからもう、その成長に胸が熱い。

画面のどこをみてても楽しい‥

 う、嬉しい‥。まず、画面いっぱいに何かが写っているシーンが多い!!スキ!! それに、そうでなくても4人のキャラクターが常にキャラクターらしい行動をしているから、どこに目をやっても楽しい。太ったおじさんの姿になったベサニーちゃんが初めておちんを使って放尿するシーンなんて、ただおじさんが3人で立ちしょんしてるだけなのにひたすら笑える。ストーリーは若者たちの成長を描いているはずなのに、画面はおっさん(+ダサいお姉さん)の馬鹿々々しいやり取り。4人の外見と内面のギャップが、忠実ともいえる正確な演技で示されているからこのしょうもなさが寒くならず笑いに昇華されてるんだろう。

そして、不覚にも泣く

 エンディングになって、劇中のある仕掛けの答えが示されたとき不覚にも涙が出た。あ"あ゙ーー!切ない!!切ないよ!! それでもはにかむその笑顔が最高だーっ!!!!

 4人の成長を見ていて本当に心があったまる。何かの出来事があって心境に変化が起きるのではなく、4人で過ごすうちに段々とうつり変わっていく関係性がとても見事だ。お互いに食わず嫌いをしていた女子2人(うちひとりおじさん)が、ちょっとずつ打ち解けていく様を見ていると、だれか友達に連絡をしたくなるような懐かしさを感じる。

まとめ

 エンディングでほっこりしたところから、ガンズアンドローゼズが流れ始めた瞬間に最後の爆笑。何でだよコンクリートジャングルの歌だろ。「Welcome to the Jungle~」の歌いだしがどうしても使いたかったんだな、その軽薄さがあんた最高だよ!!!! 腹八分目でよおし温まったぞ、というところに甘味のサービス。腹九分目で手を合わせるこの幸せ、頭を使わないでこんなに楽しめるジュマンジをありがとうー!! そしてエンディングのベサニーちゃんもめちゃくちゃにかわいいから、女優マディソン・イズマンの名前だけは覚えておく!

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怒りの化身
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