公立か私立か。ネグレクトか過干渉か。
先日、このような興味深い記事を読みました。
どちらも近年非常に盛んな中学受験についての記事です。
学歴厨の親が自分の見栄を張るためだけに我が子に勉強を強いた結果、家庭が崩壊していく有様が生々しく綴られています。
今回はこの記事を読んで18歳の私が思ったことを書いていこうと思います。
中高一貫校はやめとけ
私は、公立高校受験に失敗し、公立中学から、私立高校に進学しましたが、その高校には、高等部と中高一貫部がありました。私が進学したのは高等部でした。
高等部生と中高一貫部生が一緒に授業を受けることはなかったので、中高一貫部生の授業態度はわかりませんが、彼らは登下校のマナーが終わってました。
おそらく中高一貫校に我が子を通わせられるくらい彼らの親は立派に稼いでいるのでしょうが、彼ら自身には品性のかけらもない。
もっとも、うちの学園に限った話なのかもしれませんが。
だけど、公立中学校に通わせた方がよっぽど慎ましく育つと思います。
ずっと同じ連中と暮らしていると振る舞いも粗放になってきますからね。
また、中学から高校に進学するときの「リセットボタン」が押せないことも中高一貫校の大きなデメリットだと思います。
いわゆる「高校デビュー」ってやつです。
公立中学校に通っていれば、公立高校入試が済んだ後、中学三年間を反省し、理想の高校三年間を手に入れるための「人間関係の整理・自分磨き」の時間があり、その時間の有効活用で高校生活はどうとでもなりますが、中高一貫校だと人間関係は固定されたままで基本的に変わることはない。
中高一貫校生は、「お受験」に勝利したのも束の間、慣れていないであろう「人間関係の構築」に全力を注がないといけず、そこで躓くと6年間地獄をみるわけですね。いやー恐ろしい。
親はネグレクトに限る
※ここで言う「ネグレクト」は子供に食事を与えないといった児童虐待のニュアンスではなく、放任主義・我が子に無関心等々、親の子への不干渉を意味している。
ネグレクトと過干渉だったら、絶対にネグレクトが良いと思います。
ぶっちゃけ親に大したことはできない。
ビッグダディのような大家族はともかく、ほとんどの親は一人、二人の子どもしかもたず、ぶっつけ本番で子育てするわけですから。
でしゃばって過干渉やったら、我が子に嫌われるだけです。
むしろネグレクトしておけば子どもは勝手に成長していきます。「自分で選択する力」がつき、社会に出てもたくましく生きていけるでしょう。
私の場合は、両親が毎日夫婦喧嘩していて、結婚を継続するので手一杯って感じだったので、子供にまで目を配れず、結果的にネグレクトになったと言う感じですね。
ちなみに、その両親は私が17歳のときから別居し、離婚調停を始めました。離婚調停中は社会的な立ち位置が非常に曖昧となり、奨学金の申し込みとかクソ面倒になるので、絶対に大学入試前に離婚はやめましょう。
まあ、離婚するなんてことは小学生のときから予想してたし、なんなら早く離婚しないかなとまで思ってたので、悲しみは微塵もないのですが、せめてタイミングくらい考えて欲しかった(泣。
しかし、夫婦喧嘩ばかりしていて、しかもネグレクトだった親を持ったからこそ、私は外の世界に駆り立てられましたね。
家に引き篭もるなんて人生で一度も考えたことがない。
「如何にしてこの家から脱出するか」
そればかり考えていました。
親の声を聞くだけで吐き気がする。
しかしながら、子供が気軽に行ける家以外の場所なんて学校や塾、図書館くらいです。
だからそのような施設にいることが長くなる。学校や塾、図書館でやることなんて勉強くらいしかないですから、家から逃げた副産物として学力が生まれる。
結果として、大阪大学に現役合格するまでに至ったんですから、ある意味私の親は正しかったのかもしれませんね。