指す将順位戦6th 2回戦 vsNZさん 自戦記
※注意⚠ 今回の自戦記についていつも以上に味が薄い可能性がある為、お読みいただく際は過度な期待は抱かないようお願い致します。
とまあ、書き始める前からこんなことを書き始めていては世話がない。
対局に向けて
これに関しては特にこれ!ということは何も行っていない。
相も変わらず準備はしていなかった。
どこかで将棋道場に行き、将棋のコンディションを整えたかったが日程が合わず当日を迎えた。
当日は昼飯も食べ。部屋に戻ってからは少しだけ新構想についての棋譜並べを行い…何故か不安にかられ対戦相手の棋譜をチラ見した。
1回戦の棋譜を見て、四間飛車を使っていたことを確認。
四間飛車であるなら、対四間飛車用の相振り飛車戦法を使おうと決心した。
しかし今思えば直前に確認したこと自体が不安に負けており、ここで不安になるならば事前から準備しておくべきである。
対局開始
定刻である7/3 20:00。
対局が始まった。
局面は想定していた四間飛車vs向飛車になる。想定通り。
ここまでは良い。
何度も通ってきた通い慣れた道。何局…何十局…何百局。今まで通ってきた通りなぞっていく。
基本形である。
中央からバランスよく金銀を配置し、相手の動きに合わせて左へ右へ。
相振りの後手番ではしょうがないが対応する形である。
そして数手進み
玉は右へと進むことが決まった。
相手の飛車の筋もずらすことが出来ており、十分の形。
しかし、手を入れ方も難しい。
普段ならここで仕掛けるところなのだが、指す将順位戦のプレッシャーか、はたまた自信のなさか。
仕掛けを見送ることになった。
△71玉は玉の硬さを増す一手にはなるものの、手を入れるとしたらその手のみにするべきであり△25歩から桂交換を行い△55桂を狙うべきであった。
機を逃したのか、時を逃したのか
そして進みに進みこの形。
手数は進んだが、手はそこまで進展していない。
右金を高く突き上げ、右辺制圧の含みも入れたこの形。
千日手模様の距離の探り合いのなか、仕掛けてこいとの▲88飛。
今までの模様からして△51金として手を渡しても千日手にはなるはず。
しかし、▲84角からの△81飛の受けをなくして受けきれないと判断し△45歩からの攻めを決行するのであった。
止まる手、動く手、動かす手
交換後の▲44桂はうっかりとした手。
金取りの先手ながらも銀へのヒモも消えており、銀損以上が確定した。
しかし、ここで手を止めては時間の浪費と相手に優勢を意識させてしまう。
ほぼ時間を使わずに△53金と上がり、銀取りに△55桂と打ち込んだ。
その切り返しとして打たれた▲32銀の対応。
この対応を誤った。
時間を使わず△42飛。大悪手である。
ここは時間を使わなければいけない場所であり、使わずとも△81飛をする場所であった。
千日手模様のジリジリした展開に焦っていたのかもしれない。
時間を使ってはいけないところ、使わなければいけないところ。
粘り方。我慢の仕方。
他者に伝えたかったことを自身で実践できなかった。
そして終局へ
綺麗な準王手飛車が掛かり、将棋として負けを意識した。
とはいえ粘りにもいけそうな形であり、以下に粘るかにシフトしていた。
粘れれば形になる。そう意識しなければ投げる場所ではあったか。
しかし、粘りきれず投了となった。
初戦は攻め合いに転じ逆転負け。
次戦は機を逃して圧倒され負け。
内容がちぐはぐで2連敗。
この先は長いとはいえ、力の差を見せられ負けはキツイものがある。
とはいえ混戦を極めるA1。
まだ戦いは終わっていない。
次に向けて、どうしていくか。
考えていくと決意し、この自戦記を閉じるものとする。