『飴雨短歌の表現領域——国木京子の生涯より』補足

同時投稿しました『飴雨短歌の表現領域——国木京子の生涯より』は、裏SF創作講座への投稿を目的とした、SF創作講座の非公式的な作品です。
形式や文字数上限はSF創作講座2023に倣っています。

ゲンロンSF創作講座2023
超・SF作家育成サイト2023
裏SF創作講座

形式に合わせるため、アピール文も以下に掲載します。

アピール文

『ありえない』。いい言葉です。問題はその突拍子もない出来事にどうやって人間に接近させるか。
 ファフロツキーズというSF界隈ではポピュラーな現象があります。通常降ってこないものが空から降る現象を指し、魚、蛙、肉など、様々なものがこれまで降りました。
 異常気象です。気象です。
 気象であるなら、短歌を詠む人間が出てくるのではないか。
 季節の事象として常態化していれば、ファフロツキーズさえ人は意味を見出して歌を詠むのではないか。
 異常気象とその日々を生きる歌人という構図はこうしてできました。
 登場する異常気象を指定するにあたり、最初はもっと気持ち悪いものを考えていましたが、今回は情景の美しさと無害さを先行させることにしました。本当は糸蒟蒻とか降らせたかった。
 そこで選んだのが『飴』。ありきたりな言葉遊びですが、2000字という短さで人を惹きつけるため、インパクトとシンプルさの両立を優先しました。

(399文字)


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