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子育ては親育て。

どうもこんばんは、寒くなってくると肩がいつの間にか上がって肩こりになりやすくなる僕です。

今日も本を読んでいたときに思ったことについて書き記したいと思います。
わかるんだけどその匙加減が難しいんだよなあというような内容です。
まず読んでいる本は「危機と人類」という重々しいタイトルのもので、著者は「銃・病原菌・鉄」を書いたジャレド・ダイアモンドさんです。
これまで著者が関わってきた国の歴史上の危機について書かれているもので、内容はめちゃくちゃ勉強になります(まだ読み途中です)。

国の危機というと壮大な話になってしまうのですが、今日話したいことは「個人的」な危機についての部分です。
みなさんも人生最大の危機!みたいなことを一度は経験していると思います。受験とか恋愛とか病気とか仕事とかその種類は色々あると思います。
まずはそういうのをひっくるめて個人的危機と捉えます。
そんな危機も喉元過ぎればなんとやらのように、いつの間にかなんとか乗り切ったり、乗り切れなかったりとかあります。

この本の序盤で、個人的危機の解決の成功率をあげる要因が12個挙げられているのですが、その1つとして「自我の強さ」というものが挙げられています。
これには個人差があり、感情の激しい揺れに耐えたり、ストレスを感じる環境でも集中力を維持して自由に自己表現したり、健全な決断を下したりできる力が自我の強さに含まれているとのことです。
自分は自分と認識し、人には流されない、自立しているみたいなイメージだと思います。
これが危機の最中に解決策を導き出す際に重要な要素ということです。

ここからが僕が悩ましいところと言っていたところなのですが、この自我の強さは子ども時代に発達しはじめます。
本文にはこのようなことが書かれています。

『子どもの欲しがるものを何もかも与えてしまうことも、何もかも取り上げてしまうこともない親に育てられた子どもは、フラストレーションに耐える力を身につける。このような成長過程が危機を乗り切る助けとなる自我の強さになっていく。』

我に帰ってみると、確かに欲しがるものをすべて与えたり、すべてを取り上げるようなことはしていません。
その間にはいるのですが、振れ幅が広すぎてどこまでを許容してどこからがいけないのかという線引きがとても悩ましいのです。
もちろん子育てに正解なんてないし、子どもは親の所有物ではないので、できる限り子どもの意見、やりたいことを尊重しているつもりです。
でも時には冷静な判断ができず、理不尽に怒ったりということもあります。
頭で考えないとこうも自我に塗れた判断しかできないのかと反省することも多々あります。
そんな親の元で育っていく子どもたちはどんな大人になるのだろうかと考えると、やっぱり心配になってきたりもします。
きっと自分を子どもに投影して見ているからなのだと思います。
極論を言えばどんな親の元でも子は育っていくし、子は親を選べないのです。その逆も然り。
じゃあ親にできることはなんだろうと考えると「子どもの応援をしてあげる」ということになるのかなあと今のところ思っています。

「これがほしい、あれがやりたい」と色々な願望が出てきますが、そのすべてに正解を出せるはずはありません。
ですが、その過程において親が子どもを応援する態度があれば子どもは自分に自信を持ち、自立していけるようになると思います。
子育ては親育てとも言います。
究極、子どもを愛することが最も大事ですよね。
悩みは尽きませんがとにかくやってみるしかない!
ではまた。

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