2022年下半期やってよかったゲーム10選
ども、半年ぶりになります
2022年の下半期にやったおすすめしたいゲームの紹介をしたく書き収めです
発売時期の記載がありますが、あくまでも自分が下半期にやったゲームという事をご留意に
クリティカルなネタバレはないにしろ、紹介のためにいくつかの情報を
書いているのでちょっと見て気になったのであれば何も考えずにウィッシュリストに入れるか買いましょう!
*2023/1/31 追記 最後の10選目を追記しました
上半期はこちら
1.TOEM
リリースは2021年、また追加の無料DLCが2022年9月16日に発売
リリース当初から評価も高く気になっていたところ最近よくあそんでいる
まきちゃんさんがオススメしていたので購入
内容としては、おばあちゃんからもらったカメラを使って"TOEM"と呼ばれているものを見に行く、というのが大筋になっている
もちろん、TOEMに行くためには移動する必要がある。そのための手段としてバスによってステージ間の移動をする
このバスに乗るために、もらったカメラを使って困っている人を助け、バスに乗るためのチケットをためるというが目的になっている
助ける内容としては、「ホテルの全体写真が欲しい」「鳥に上げるための
パンが欲しい」「サンドイッチが食べたい」etc…..
等々かわいらしい依頼が多い、登場するキャラクターもグレートーンに
あったかわいらしく魅力的なキャラクターが多く登場する
また、PC版では撮影した写真がストレージに保存され実際に思い出に浸りながら確認できるのも素晴らしい点
BGMもアコースティックギターを多く使用したのんびりとした心地の良いAmbientとなっておりより一層優しい世界観を広げている
2.Disco Elysium - The Final Cut
発売は2019年だが、2022年8月25日についに日本語翻訳された。
特徴としては、とにかく詩的で自己啓発的な物語となっている。
発売当初からとにかく読ませる文章であり、日本語の望みが薄いほど
量の文章と話は聞いていたが実際にプレイをしてみるとどんどんElysium
の世界にのめりこんでいった。
大筋としては、記憶喪失になった主人公が自分の中で語りかけている24の
人格と自己対話をし目覚めた場所での事件を解決していく、という流れになっている。
完全に記憶を失った主人公と同じような心境で、Elysiumという架空の世界の思想、思考や情勢に対して理解を深めながらロールプレイングを行っていく、自由度が高いと書かれてはいるが24の特徴のある人格それぞれとどんな行動を起こすべきかを文章で読み解いていく内容になっている。
文字を読むだけでクリアーできる、と評されるようにポイント&クリックで会話をして事件解決の手がかりを得たり、謎の生物を調査したり、カラオケをしたり、ピンボールをしたり..…
とにかく、Elysiumの世界の理解を深めていきながら様々な人との会話を楽しむのがメインとなる
相棒となる、キム・キツラギのキャラクターも素晴らしく長くの時間をともに行動して操作を進めるのだが、彼のちょっぴりお茶目で真面目な性格が主人公である自分が捜査を行わなければと、ガイドでもありゲームを進める上でとても素晴らしいスパイスになっている
ゲーム性としてはTRPGに近い進行になっている。行動に対しての成功の可否はダイスによって決まる。そのダイスのプラスマイナスにかかる部分が上記の人格のポイントや個性的な服装で決まる
グラフィックも絵画的塗り方とキャラクターの個性が垣間見える抽象的な絵やSea Power(旧:British Sea Power)の情緒的かつ悲壮感のあるBGMも
悲しく狂気的な世界に彩を加えている
3.Neon White
2022年6月発売、indie live expo や PLAYISM Game showにて気になっていた一作
BGMがとてもとても惹かれると思ったらMachine Girlが作曲しているとの事で購入
ゲームとしては1ステージ5分以下のタイムトライアルの様なシステムになっている
特徴としてはFPSとなっている事、更には銃の種類によって”ダッシュ”、”2段ジャンプ”などのアビリティーが加わっているという事
基本的には移動をしながら敵を撃ち、全滅させてゴールを目指すというのが目的になっている
ストーリーとしてはエピソード形式になっており、進行させるためにステージにて一定のタイム以下でクリアーする事を求められる
単純にFPSのAIM力が試されるが本作では特徴の一つであるアビリティーを用いてショートカットを行いながら、いかに短縮できるかがパズルの様な要素でもありアクションとしての上達も求められる
また、1ステージも短くボタン一つですぐにリトライできるのもスピード感を感じさせられる設計になっている
アクション以外にも、死んでしまった主人公と仲間達が何故死んだのかをステージ内に散らばったプレゼントを渡す事で追体験していくという要素もよく出来ている
とにかく早く、スタイリッシュにアクションを決めていくのがBGMも相まって”Hotline miami”に近い爽快感を得られる
4.Drainus
2022年5月発売、indie live expo や PLAYISM Game showにて気になっていた一作爽快感のあるBGMと細かく動くドット絵に惹かれて購入
とは言うものも、自分はまともにシューティングゲームをやった経験がなく購入に少し躊躇がうまれてしまった
(多分、唯一がセガサターンの実況!パロディウスくらい?)
しかし、そんか知識も慣れもない自分でも楽しめノーマルをクリアーする事ができた
特徴的なのは、やはりバリアシステムではないかと思える。
どうしても初心者である自分も含め、弾を避ける事とショットを打つ事が両立できずにやられてしまうのがネックになる
Drainusでは解消法としてバリアを張り、弾を吸収しホーミング弾を打つことができ弾に当たりながらショットを打つ事でそれほど弾除けに気負わず進行する事もできる
もう一つの特徴と思う事が、ステージ間のステータスアップにある
本作では連続で倒しコンボを稼いだりする事でエネルギータンクがたまっていき、それを消費して購入形式のアップグレードができる
ショットの形の変更やバリア量の上昇などあるが、特に素晴らしかったのが道中に置いても購入済みのアイテムの切り替えができる事にある
それほど機会は多くはないが、ショットの変化を自由に変更できるのは素晴らしいシステムだと感心した
ストーリーに関しても上手く作られており、そこかしらに散りばめられているオマージュにもにっこりできる。
万人にオススメできる良作であると感じている。
5.Coffee talk
2020年1月発売、好きなゲームであるVA-11 HALL-Aに影響を受けたと聞いていたので気になってはいたが購入に踏みとどまっていた一作
きっかけは3月に報道された作者ファミ氏の死去のニュース
プレイできなかったことを悔やみながらも、追悼の思いも込めて購入
ゲームとしては、前述のVA-11 HALL-Aのように日々来店するお客の話を聞き要望に合ったコーヒーを出すゲームである
特徴としてはレシピというより、ベース、メイン、サブを組み合わせて創作に近いコーヒーを要望に合わせて作れること(もちろんある程度型はあるが)
作成したコーヒーにラテアートを作れることがある
設定として、様々な種族(エルフや吸血鬼、オークなど…)が住んでいるシアトルでの話となる。
主人公はコーヒーを提供し、お店での様々な出会いを時にはアドバイスをしながら見届けて行くノベルゲームの様な進行である。
様々な種族の悩みも、エルフとサキュバスの恋と取り巻く家族の種族間差別の悩み、執筆中の本の悩み、娘との距離感の悩み…などがある
本編内でも触れられるが、ゲーム内では種族となっているが人間に当てはめても同様の問題、悩みに置き換える事もできる
コーヒートークでは、それぞれの問題や悩みを解決するストーリーで作者の思いを感じる事ができる。
コーヒーの様な苦さもほっこりとした温かさも味わえる素敵なゲームで
心に残る素晴らしさ
2023年には続編も発売予定ですので是非
6.cult of the lumb
2022年8月発売、変なカルト教団の生贄にされた子羊が復讐のためカルト教団を作るゲーム
タイミングが色々とあれでプチ盛り上がった…
ゲーム性としては教団を作るどうぶつの森の様な要素とアイザックの様なローグライクを合わせたゲーム
噛み合うのか……?と思ったのも杞憂、教団を大きくするために必要な材料や食糧はローグライク要素のある戦闘を行わなければならず、戦闘しかしないと教団のちょうはん?が発生してしまい信者が減ってしまう
毎日信者から得られる信仰心をためる事でレベルアップとなるので、リスクとなる
かと言って、信仰心を集めるために教団の整備ばかりしていると物資が足りなくなり信者が亡くなってしまう
とどちらもバランス良くこなせるようなレベルデザインは秀逸
ストーリーは特に秀でた部分は感じられなかったが、恐らく意図されてる教団を大きくする過程での信者への気持ちの変化が唯一無二の体験であった。
ある程度ゲームを進めると、食糧や物資が足らないという壁にぶつかりやすくなる様になっていると感じた。
その場合の救済策として、信者を生贄に捧げる事で打開できる様になっている
キャラクターデザインとしては、牛やカエル、ネコなど可愛らしい動物がモチーフとなっている。人数が少ない時には個別に名前をつけたり毎日挨拶をして愛着が湧きやすいようになっている。
その信者を犠牲にする事が悩ましいと最初は感じるが、後半になると20〜30人の信者が要求される。
そうなると、生贄への抵抗がなくなったり一人一人への愛着が薄くなっていく
(ある程度ゲームが進行するまで信者のトイレの世話を頻繁に行うのも原因かな…)
この心変わりをしていく様子は、唯一無二でありクリアー後に色々と考えさせられた
7.Rollerdrome
https://store.steampowered.com/app/1294420/_/
2022年8月発売、発売当時から非常に高評価で気になっていた一作
パッと見た感じでは、ジェットセットラジオが浮かぶが別ベクトルのゲームとなっている
(ローラースケートでの感じは、製作者達の過去作olioliの方が近い)
ゲーム性としてはローラースケート+TPSの銃撃戦
なんだそれはと思うが、とても考えられているシステムとなっている。
ゲームの流れとしては、トーナメント形式のステージクリアー型のシューティングになっている。
スケート場のようなパイプのあるステージに沸く雇われ兵士を全て倒すのが目標になっている
様々な銃で倒していくのだが、もちろん弾数が存在する
その弾数を補充するために、ローラースケートでのトリックを決めるのが肝であり特徴となっている。
基本的にはドッジにて攻撃をよけて、銃撃を行って、トリックで弾を回復させて.…を繰り返して攻略していく
スピード感もあり独特の心地よさがある
敵を倒すだけではなく、ストーリーを進行させるためにはステージ毎に設定されているミッションをこなす必要がある。
それぞれ、武器の指定や、指定の場所でのトリックなどただ単に倒せれば良い、というわけでもないのが難しくリトライ性の楽しめる部分になる。
苦手な人用に弾薬無限や、ミッションを行わずとも進行できるモードがあるのは素晴らしい。
コントラストが高めの線の細いグラフィックにsynthwave、合間合間に挟まるFPS視点でのストーリーなど細かい部分においてもとても手が混んでおり全体としての完成度がとても高い
8.UNSIGHTED
ゲームパスに入っていて気になっていた作品、ちょうど話題を見かけて見てみたらあと3日で終了!!の文字が見えたので開始2021年10月発売
ゲーム内容としても偶然(?)アンドロイド達が平和に過ごすため、居なくなってしまったRequelを探して色々なダンジョンを攻略していくという内容となっている。
このゲームはプレイ時間に比例してゲーム内でも時間が進んでいく。プレイヤーであるや出会う友人達も意識が消え暴走化する”unsigned”状態にならないよう時間に追われながらストーリーを進行される。
ゲーム性としては見下ろし型の2Dソウルライク、よくあるゲーム性かと思いきや真骨頂はアイテム作成にある。
このゲームでのアイテム作成はよくあるレシピを拾って作成可能になるタイプとは少し異なる。
作成方法としては3×3のマス目状のインベントリーに素材アイテムを配置する形(マインクラフトのクラフトボックスでの作成の様なイメージ)であり、レシピを拾う事で配置を知る事ができる。
つまり、素材さえあれば序盤から強力なアイテムを作成することができる。
ゼルダの伝説の様に、各ダンジョンのボスを倒す事でレシピやアイテムを拾い、活用できるマップを探す……のが通常の進行方向であるが、2周目では色々とギミック等をすっ飛ばしてタイムアタックの様な遊び方もできる。
先ほど上げた時間制限も、オプションから無効化に出来遊び方にも自由度が高い。
登場するキャラクターも魅力溢れ、記憶を失った主人公の友人達が助けてくれる。
先の時間制限もあり、魅力的なキャラクター達を救う為にクリアーしようという動機ややる気も出てくる。
Requelとのストーリーが回想メインとなるため、少し動機づけには弱い印象を持つがゲーム性とクィアなキャラクターが素晴らしい為スピーディーな
ゲームをしたい人におすすめ
9. Metal: Hellsinger
2022年9月発売
"あらゆる伝説は歌い継がれる。
この伝説を歌うのは、メタル、復習、そして破壊の旋律。"
この概要説明でだいぶおなかがいっぱい、その名の通り
メタル×FPS×リズムゲームという事で面白いこと間違いなし
原点であるDOOMでも用いられているが、とにかく打ちまくるFPSの要素と
メタルは合わないわけがない、本作品はさらにそれに音ゲーを組み込んだ作品になっている。
ゲーム性としてはステージクリア型のFPSであるが、とにかく爽快感が抜群である。
画面真ん中にある印を目印にタイミングよくショットとリロードを行うことで上部のスコアを稼ぐことができ、画面上部の倍率にも貢献される。メタルと銃撃の重い音が合わさりとてもとても楽しい!!!!
上部のスコア倍率が低いときではメタルの音もギターのみで小さく聞こえる
(ステージの最初は低い状態なので小さい音からのスタート)
倍率を上げることでベース、ドラム、さらにギター…と追加されていき最高の16倍になったタイミングでボーカルが入ってきてゲーム(と自分)のボルテージは最高潮、とにかく熱いなかでゲームを進められる
銃の種類も豊富で、色々と試せるのもよい所。弾数に関しては無限であるがライフに関してはDOOM eternalと同様なシステムでフィニッシャーをすることで多少回復することもできるのでそれほどつらい状況にはなりにくい
またクリアーしたステージにて"苦難"と呼ばれるチャレンジが発生しクリアーすることで道中が楽になる特性も得ることができる
音ゲーという事で本作のBGMはとーーーても力が入っていて素晴らしい出来になっている。
System of a Dow、Lamb of God、Arch Enemyなどの錚々たるメンバーが
ボーカルが努めてBGMが本当によい。上述のように敵を倒していき、盛り上がるタイミングで素晴らしい曲とボーカルが組み合わさり気持ちがとても高まる!!!!
10. Unpacking
10選と書いているのに10番目の記載がまだありません..…
というのも記載している段階では11月中頃、今後もgoodbye world、Somerville、Ghost Songなど11月後半から12月にかけても面白いゲームが出ていて10選に入るかもしれない素晴らしいゲームがあるので決め切れておりません
後述のイベントに向けての言語化もあるのでこのタイミングにはなってしまいましたが、年明けにでも10番目を決めたいと思いますのでしばしお待ちください
2021年11月発売
昨年末最後にやったゲームでとてもとても心に残った作品
ゲーム性としてはただただひたすらに引っ越しをした荷物の荷解きを行い
服をロッカーに、机にノートを.…というように整理整頓するゲーム
物語としては1997年の幼少期から、荷解きをし片付けをして、時代が進んでまた荷解きをして主人公の人生を荷物から垣間見るという流れになっている
直接的な明言はないにしろ、持ってきている荷物や部屋によって主人公の趣味や境遇を感じることができる
トロフィーや賞状、ピクセルながら丁寧に描かれている写真や小物にとても作者の愛情を感じる
荷解きから物の配置はある程度制限はあるものの、同一の部屋での配置は
自由度が高くBGMも相まって落ち着いた気分でゲームを進められる
エンディングなどにも関わるが、クィアフレンドリーな作品でもあり
作品自体のテーマも非常にほっとして素晴らしい
アクションゲームやFPS、シミュレーションゲームなどとは毛色が異なり
のんびりと、気持ちの整理も行いながら細かなところまで作りこまれている
アイテムたちにニコニコしながらできる素晴らしいゲームである
普段ゲームをしない人にとっても、万人にオススメできる作品である
2022年総括
今年は大体70本ほどプレイをして半分位クリアーしました、ちゃんと終わらせましょうね……
ゲームショーやindie world expo、Playなどインディーゲームタイトルがどんどん国内から出てきて、ローカライズも数多くされ今年も色々なゲームのお陰で生き延びられました…
その中でも、やはり上半期にプレイしたTunicの体験が特に印象的なので個人的Game of the yearかなぁと
何も知らない状態でのプレイをした時のワクワク感、驚きは今年一番の体験で、唯一無二体験をした。
本当はもっと色々と書きたいことはありますが本当に何も知らない状態で衝撃を受けてほしいので…………
あとはエルデンリングからのSEKIRO、bloodbornのソウルライク本家をクリアー出来たこと
xbox game passに入り気になるけど購入を悩んでいるゲームの体験が出来たこと
本当に大人になっていい体験を引き続きできるのがうれしい
番外宣伝
2022年12月3日に東京の阿佐ヶ谷Driftにてゲーム音楽のイベントAffected Video Game Nerdが開催されます。
今回も素晴らしいゲストと共に今年のやったゲームを主軸に音楽を流しますのでご都合がつけば是非遊びに来てください。
*2023/01/31 追記
無事終了しました、ご来場いただいた皆様ありがとうございました!!
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