テブラ (イチコジンカン #6)
芸事の活動していると
どうしても避けられない悩みで。
電車や徒歩での移動の際に
衣装とか小道具の商売道具や
筆記用具やパソコンなどの雑記物とか
ライブのチケットノルマや
ウケたスベったとか
相方への不満とか
たくさんの荷物を抱えている。
荷物は少ないほうがいい自分にとって
これがかなりの苦痛。
普段は出掛けるとなると
基本、携帯電話と財布
それを裸で持つ、
カバンもできるだけ持ちたくない。
サコッシュがギリセーフなぐらい。
それぐらい手ぶらでいたいのだ
今ではスマートフォンで
改札も通れるし買い物も出来るので
財布を持ち歩く
必要もなくなってきてはいるが
スマートフォン自体をどこかに
忘れたり落としたりすると
なんにもできなくなることを恐れて
財布(現金)を持ち歩くようにしている。
相互関係で逆も然りだ。
服だって同じだ。
夏なんて外は暑いけど
建物の中や電車に乗ると
寒いぐらい冷房が効いており、
一枚羽織れるものを持ち歩く必要がある。
冬も外は寒いけど
室内は暖房が効いていて
防寒着が荷物になる。
だから早くもっと手ぶらで
生きていける世界にしてほしい。
都市伝説で
脳にマイクロチップを埋め込んで・・・
みたいな話もあるが、
正直それに近い世界を望んでいる。
生体認証がもっと普及される
世界にならないだろうか。
セキュリティやコンプライアンスや
モラルとそんな云々は度外視で
好きに描けるとしたならば、
例えば、財布。
金銭のやりとりは
指紋認証や顔認証で
自動的に銀行口座から
引き落とされるようになってほしい。
電話も指自体に
通話機能がつくようになって
親指と小指を三回合わせると
通話できるようになり、
「A子に繋げて」なんて言うと
発信するようになる。
そのあと漫才とかで
電話のジェスチャーをするように
そのままを親指を耳に合わせて
小指を口元に持ってくれば
電話できるようになる。
服も基本的には着ない世界で
タイトなボディスーツが
気候に合わせて冷やしたり温めたり。
着替えたいときは
街中に配置されている
「オシャレボックス」の中で
データ上で購入したものを
自分自身にダウンロードして
自由に着替えられる。
移動も「膝ローラー」が主流で
膝にローラーがついてるんじゃなく
膝自体がローラーになってる。
スピードを出したい人は
「肘ローラー」も合わせて走らせる。
そんな便利な世界が来ないかと
100円で買ったボールペンで
紙のノートに書いている。
机上の空論だ。
ワンモアタイム アリトモ