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Vol168 気に入った土地を見つけたが、ボロボロの家が建っている場合
田舎への移住を目的に土地探しをしていると、「気に入った土地を見つけたが、更地ではなくボロボロの家が建っている」場合があります。「土地を購入して家の解体をする」など、対策について書いてみました。
こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 解体費が高騰しています
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田舎移住で土地探しをしていると、気に入った土地を見つけたが、更地ではなくボロボロの家が建っている場合があります。
この場合、諦めて他の土地を探すのか、その家を解体して新しい家を建築するのか?選択をすることになります。
もしも、土地を購入して家の解体を考えるのならば、解体費の高騰にも注意をしなくてはいけません。
2⃣ 解体費が高騰する背景
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① 空き家の増加により、解体件数の増加
放置された空き家の増加が大きな社会問題となっています。
そのなかで、国は放置された空き家の解体を推進し、「特定空き家制度」「管理不全空き家制度」などを打ち出しています。
こうした、「特定空き家」や「管理不全空き家」に認定されると、固定資産税の優遇措置が解除され、固定資産税の負担が上がることになります。
このことで、今後、空き家解体の需要が増加することが予想されており、需要過多から解体費の高騰が予想されます。
② 産業廃棄物の処分費用の高騰
産業廃棄物の処分費用は、ここ数年で2倍に値上がりしていると言われています。
その一番の理由は、廃棄処理に伴う、最終処分場のキャパオーバーです。
空き家解体の需要が高まる一方で、最終処理場の新規建設は近隣住民の反対に合うことから難しい状況にあります。
③ 中国の「資源ごみ」輸入禁止
2017年以降、中国へ送っていた廃プラスチックや木材チップなどの資源ごみが、行き場を失っており、国内での処分が増えたことで、産業廃棄物の処理がさらに増えることになっています。
④ 人経費の高騰
解体に伴う職人不足が顕著になってきています。
元々解体事業者は小規模な事業者が多いことから、外国人労働者の活用も難しく、人材不足が慢性化しています。
3⃣ 石綿アスベストの事前調査の導入
令和4年4月より、建築物などの解体・補修時には、石綿含有建材の調査結果を都道府県などに報告することが必要となりました。
報告が必要な工事は、解体作業の対象となる床面積の合計が80㎡以上のものです。なお、それ以外の工事であっても、建物等の解体・補修時には調査を実施し、その調査結果を保存しておかなければなりません。
また、調査は「一般建築物石綿含有建材調査者」等の有資格者に依頼をする必要があります。
こうした調査の導入により、空き家の解体には更なる負担が加わっていますので注意が必要です。
4⃣ 解体に対する対策
「放置された空き家」や「荒廃した空き家」の増加問題に地方自治体は頭を悩ませており、解体費に助成金を設置する自治体も増えて来ておりますので、チェックすると良いでしょう。
また、金銭的に苦しい場合は、「解体だけを行い、廃材は処分をしないで敷地の端にしばらく放置する」「荒廃した空き家は物置等として活用する」等の事例もあります。
5⃣ TOPの画像
最後に私のおススメの移住地をご紹介します。
移住地選びの参考にしてくださいね。
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長野県長野市戸隠
戸隠村(とがくしむら)は、かつて長野県上水内郡に存在していましたが、2005年(平成17年)に長野市に編入されました。
その戸隠の魅力と言えば、アクティビティの多さですね。
戸隠スキー場は「魔法の粉雪」と呼ばれるほど、雪質が良いことで知られています。私も学生時代に、毎年、戸隠スキー場で行われるスキー大会に出場していた思い出があります。
また、戸隠はスキー・スノーボードだけでなく、登山やトレッキングも盛んです。そして、標高1200メートルにある戸隠キャンプ場では戸隠連峰を望めながら、家族でキャンプを楽しめます。その他にも、牧場での動物とのふれあいや化石の発掘などの体験も待っています。
信号機がなく、夜空には無数の星が光り輝く戸隠村。古くから霊場として栄えていた戸隠で、歴史を感じながら暮らしてみるのも最高ですよね。
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