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Vol17 長野へGo!移住の心得


美しい自然に育まれた長野県は、移住先としても人気です。
その長野県に移住をしたのに、失敗をしたという人がいます。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2000組以上の移住相談対応から、
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1⃣ 長野県は移住人気1位

「認定NPO法人ふるさと回帰支援センター」が、毎年発表する「移住希望地ランキング」では、この5年間をみても、長野は常にトップ3にランクインしています。
長野新幹線を利用すれば、日帰りの距離というのも大きいですね。
都心とのアクセスの良さは、近年のテレワーカーなどには最高の条件です。
これだけ、移住先として人気の長野でも、移住したことを失敗と感じて、後悔する人が少なくないのです。

2⃣ 長野移住で失敗する理由とは?


1.道路が混雑している

長野の道路がなぜ混雑をしているのか?
その一つの理由は、長野が日本で最も多くの都道府県と隣接していることにあります。ちなみに、長野を取り囲む8つの県は、新潟・富山・岐阜・愛知・静岡・山梨・埼玉・群馬です。

現在、長野には3個の高速道路と13個の国道が縦横無尽に通行し、交通網の整備が進む一方で、県外ナンバーの車の流入にも繋がっています。

特に、善光寺や日本アルプス、上高地などの観光地には、たくさん観光バスが押し寄せて、国道だけでなく生活用道路にまで、頻繁に長い渋滞が発生いたします。

自然に囲まれ、のんびりした暮らしを楽しもうと、長野に移り住んだのに、家の前の道路がいつも渋滞をしていると、やはり落ち着かないのではないでしょうか。

「田舎の一本道」の言葉があるように、田舎にはわき道が少ないため、渋滞が発生すると簡単には回避できません。こうした長野の道路事情は、便利な一方で住みずらさも感じることから、移住したことを後悔する人がいるのです。

2.雪道の運転が難しい

どうして、長野は雪道の運転が難しいのか?
そこで、同じ雪国の長野と北海道の道路事情を比較してみました。

・長野県の方が路肩の幅が狭い
・長野県の方が道路の交通量多い 
・長野県の方が道路の勾配が多い
・長野県の方がトンネルが多い
・長野県の方がカーブが多い
・長野県の方が山間部の道路が多い
・長野県の方が県外(道外)の車が多い

北海道では道路の除雪を考慮して、路肩を幅広くとっています。
それに対して、長野は山間部の道路が多く、路肩幅がとても狭くなるため、冬シーズンは走りにくいです。
また、長野の道路は坂道も多くなり、上り坂では凍結路面で立ち往生、
下り坂ではスリップ事故を引き起こしやすいです。
立往生が始まると、路肩が狭いため、後続車が交わせなくなり、渋滞となります。

そして何より問題なのが、スキーシーズンになると雪道運転に慣れていないドライバーが押し寄せることです。

3.物価が高い

一般的に、長野のような観光地では、物価が高くなりがちです。
長野県の年収は449.2万円です。これは、全国平均420万円よりも高い数字ですが、都会から移住をしてくると、概ね年収は下がることになります。

地方に移住をすると「年収は下がっても、物価が安いので暮らしていける」と、考えている人は、「思っているよりも生活にゆとりを持てない」と後悔しがちになります。

3⃣ 長野移住を成功させるには


憧れの長野に移住したのならば、失敗しないで、永住できるのが良いに決まっていますよね。

1.移住の前にお試し移住

長野には道路や雪道、そして物価といった特有の事情があることをお伝えしました。
そこで、長野に移住を考えるのならば、お試し移住をして長野特有の事情を経験しておくことが大切です。

特に、冬は雪が多くて厳しい季節なので、あらかじめ体験しておくといいでしょう。
冬期間の道路の除雪状況や、スキー場が近くの道路渋滞といったところを確認しておきましょう。

2.仕事にやりがいを見つけること

長野は新幹線の開通により、たくさんの企業が立地することから、就職事情は悪くありません。
また、観光地ですので、サービス業は多くあります。
やりがいのある仕事に就くことで、道路事情や物価高といった不満も解消されるでしょう。
とくに、長野県は起業を志す移住者等への支援制度が、とても充実していますので、起業を目指す人にとっては良い移住先かもしれません。

4⃣ 長野の地域を知る

長野に移住をするのならば、地域の特性を知っておくといいでしょう。
長野の面積は全国47都道府県の中でも4番目に大きさです。
その長野は、北部(長野市、白馬村等)、中部(松本市、塩尻市等)、南部(伊那市、駒ヶ根市等)、東部(上田市、佐久市等)の4地域があり、気候や風土にも違いがあります。

例えば、住まいを選ぶ時には、気温の低下や積雪を考えなければなりません。
特に、古民家は壁に断熱材もなく、室内でも氷点下の中で暮らすことになりかねません。
ぜひ、長野県に移住をするときは、地域の特性をチェックしてみてください。


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私のおススメ移住地紹介

長野県白馬村
私の第2の故郷と呼べる、青春の多くの時間を過ごした場所。
実は結婚式も白馬村の教会でした。
雄大な北アルプス、白馬山系が望める素敵な場所。
スキーヤーにはお馴染みの「八方尾根スキー場」の外にも、白馬村を囲むようにスキー場が点在します。
素敵な景色と、たくさんのスキー場、そして温泉。
私のおススメ「倉下の湯」に毎日入れば、きっといつまでも健康で入れそうな気がします。

最後まで読んでいただき有難うございます。
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移住プランナー| 田舎暮らし|プロ|
移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで18年間2500組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。