Vol67 2024住みたい田舎ベストランキング 「1万人以上の町」編
移住を希望する人にとって、移住地を選定することは楽しい一方で、とても大変な作業です。
そこで、良く目にするのが「移住地の人気ランキング」です。
今回は私のお勧めランキングをご紹介したいと思います。
こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
気に入った方は、フォローをしていただけると嬉しいです。
1⃣ 「住みたい田舎ベストランキング」とは
移住を希望する人にとって、移住地探しの最良の手引きとして人気なのが、「田舎暮らしの本」(株式会社宝島社)と呼ばれる月刊誌です。
この「田舎暮らしの本」が毎年2月号に掲載される人気企画が「住みたい田舎ベストランキング」の発表です。
「移住したくなるまち」「暮らしやすいまち」を調査する大規模アンケート企画で、なんと今年2024年度で第12回目となります。
この株式会社宝島社が発表するランキングのおすすめポイントは、移住希望者がアンケート等に答えたものではなく、全国の地方自治体がアンケートに回答するものだからです。
また、産業構造も地域課題も異なる全国の自治体を出来るだけ同じ基準で比較できるように、市町村を8つの人口グループに分けて、さらに、4つの部門(総合部門、若者世代・単身者部門、子育て世代部門、シニア世代部門)でランキングを発表しています。
アンケートの内容は、株式会社宝島社の編集部が独自に作成した、合計274項目(2024年版)になります。
内訳は、総合部門アンケート113項目、若者世代・単身者部門45項目、子育て世代部門79項目、シニア世代部門37項目です。
そのため、このランキングは「自治体の通信簿」とも呼ばれています。
2⃣ 「1万人以上の町」編!住みたい田舎ベストランキング
2024年全国自治体「1万人以上の町」の住みたい田舎ベストランキングの結果は次の通りです。
ぜひ、気になる町、知らなかった町があると思います。
これを機に、ちょこっと検索しても面白いですね。
3⃣ アンケー項目を紹介(抜粋)
このベストランキングの元になっているアンケート項目をいくつかご紹介。
編集者により、田舎移住を考えている人にとって、必要となる項目が選定されています。
自治体にとっては、アンケート項目を実施しているかどうか(はいorいいえ)でポイントとなります。
【総合部門】
ふるさと納税で、現地での体験を伴う返礼品がある
来訪する移住希望者への交通費の補助制度がある
【若者世代・単身者部門】
スタートアップを支援するしくみや制度、施設がある
ワーケーションの受け入れ体制を整えている
【子育て世代部門】
保育園や幼稚園の給食費を所得制限なしで無料化している
0~2歳児の子の保育料を所得制限なしで無償化している
【シニア世代部門】
現在、シニア世代の地域おこし協力隊員が活動している
シニアが割引運賃で利用できる路線バスや路面電車が運行している
4⃣ 「人気移住地ランキング」の注意点
田舎移住に注目が集まる中、SNSなどでは「移住地の人気ランキング」を良く見かけます。
こうしたランキングの多くは、正確なデーターと言えるものではありません。
そもそも、公平なアンケートの採取は困難だからです。
従って、ひとつの「移住地の人気ランキング」を信じるのではなく、あくまでも参考程度とすることをおススメします。
そのなかで、今回、取り上げました、「住みたい田舎ベストランキング」(株式会社宝島社)は、全国の自治体に向けてアンケートを実施したものであり、その結果について細かく区分をし、ランキングとして発表しているものです。
自治体の自己評価にゆだねるものではありますが、根拠のある結果としてご紹介を致しました。
こうしたランキングを参考にし、ぜひ一度足を運び、自分の目で確かめることが大切です。
5⃣ TOPの画像
最後に、私の好きな町をご紹介
移住地選びの参考にしてくださいね。
岩手県一関市厳美峡
岩手県の南の玄関口として栄える一関市の郊外にあるのが、全長2キロメートルの奇岩や怪岩が連なる厳美峡です。
かの伊達政宗公も厳美峡を松島と並ぶ二大景勝地としました。
観光地でありながら静かな町並みは、ゆっくりと散歩が楽しめます。
散歩の途中に話題の「空飛ぶ団子」を食べるのもいいですね。
またすぐ近くには、世界遺産に認定された平泉中尊寺もあります。
奥州藤原氏の栄華を極めた地で、自然と歴史に触れながら暮らしてみるのも良いですよね。
最後まで読んでいただき有難うございました。
気に入っていただけたら、フォローをしてもらえると嬉しいです。