Vol40 大分へGo!移住の心得
大分では「銭湯といえば温泉」と言われるぐらいですので、温泉好きの人には天国のようなところでしょう。
移住先として人気の大分ですが、移住をしたことに後悔し失敗したと感じる人もいます。
こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2000組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 大分の魅力とは
大分といえば、別府や湯布院など「温泉」をイメージする人も多いのではないでしょうか。
源泉数、湧出量ともに全国一の大分ですが、特に別府温泉の湧出量は世界第2位です。
また、山と海に囲まれた大分は、まさに「食の楽園」ですね。
全国ブランドの「関あじ・関さば」をはじめとした海産物に、全国の生産量の98%を占めるかぼすなど、海の幸と山の幸に溢れています。
とにかく温泉好きには魅力満載の町ですよね。
2⃣ 大分で移住に失敗する理由
1.冬の寒さが問題
九州にある大分は、気候が温暖だと思っている人が多くいます。
しかし、山間部によっては雪が降る場所もあります。
例えば、有名な温泉地の由布院は、盆地にあることから冬はとても寒いです。
北海道など冬の厳しい地域は、家全体を暖める北方型住宅が主流ですが、大分の住宅は冬の対策が万全ではありません。
もしかすると、北海道よりも大分の方が冬の厳しさ感じるかもしれません。
温暖なイメージのある大分に移住をしたものの、厳しい冬の寒さに驚いてしまい、移住が失敗だったと感じる人がいます。
2.有名温泉地ならではの問題
温泉県として有名な大分は、入浴できる温泉地としては世界一を誇っています。
しかし、温泉の煙が噴出する近くに住むと、その温泉の蒸気で車の塗装が傷みやすくなるのです。
さらに、硫黄を含んだ温泉のガスは、エアコンの室外機にも悪影響を及ぼします。
また、有名な温泉地がある地域では、交通量も多く渋滞が頻繁に発生します。
特に、大分の町は狭く入り組んだ道路も多いために「車の運転がしづらい」と感じるようです。
2.交通の便の悪さが問題
大分は「空港へ行くのが不便」という声が良く聞かれます。
というのも、大分市内から大分空港まではおよそ50kmもあるからです。
2010年に高規格の大分空港道路が無料化されたことで、アクセスも良くなったようですが、それでも1時間以上の時間を要します。
途中、有名な別府温泉を通り抜けることから、道路渋滞に巻き込まれると、さらに時間も掛ってしまいます。
また、大分から熊本方面は電車が走っていません。
九州の西海岸沿いには新幹線が開通するなど、利便性も良くなっていますが、大分のある東海岸沿いには1時間に1本しか電車が走らない地域もあります。
このように、交通面のインフラが不足していることで不便に感じてしまい、移住したことを後悔する人がいます。
3⃣ 大分移住を成功させるコツ
大分への移住を成功させる3つのコツとは
1.海岸地域に移住
大分は山間部と海岸地域では、気候に差があります。
盆地気候の多い山間部は、冬は雪が降るなど厳しい気候になります。
もしも、気候の良い場所を希望するのならば、別府市や大分市のような海岸地域がオススメです。
2.風向きを考える
日本人の多くは、温泉地に住むことに憧れています。
そこで、温泉地に住むのならば、車やエアコンなどの痛みを避けるために、温泉ガスが噴出したり煙が立ち昇る地域から出来るだけ遠ざかることです。
特に、風向きに気をつけることですね。
地域によって、主な風向きが決まっています。
住む場所を決める前に、地域の人や不動産屋さんから情報を収集しては如何でしょうか。
3.北部エリアに移住
大分空港を中心に考えると、有名は温泉地や大分の中心地は南部の地域にあります。観光地による渋滞や利便性を考慮するのならば、大分空港よりも北部の地域を考えてみるのが良いでしょう。
例えば、「全国の住みたい田舎ベストランキング」で常に上位にランクインする「豊後高田市」や「国東市」は、大分空港から北部エリアになります。
4⃣ TOPの画像
最後に私のおススメ移住地をご紹介します。
大分県別府温泉地獄めぐり
世界第2位の湧出量を誇る別府温泉。
温泉の湯煙が立ち上る町で暮らすのは、温泉付きには夢でしょうね。
自宅に温泉を引き込むこともできます。
でも、公衆の温泉施設に行きたいですね。
温泉県の大分でハダカのお付き合いをしながら、地域に溶け込んでいけたら最高ですよね。
最後まで読んでいただき有難うございました。
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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで18年間2500組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。