Vol200 都会と田舎の中間「トカイナカ」に注目が集まる!
近年、都会から田舎への移住先として人気なのが、都会と田舎の中間地点「トカイナカ」です。
「自然のなかで暮らしたい」と言っていた移住希望者にどのような変化があるのでしょうか?「トカイナカ」の現状について書いてみました。
こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 「トカイナカ」とは?
都心から1~1.5時間の距離にあり、都会の利便性と自然の豊かさをを兼ね備えた場所になります。
これまでの、過疎地域のような田舎ではなく、大都市より静かでありながら、ある程度の利便性も求められた市街地が人気になります。
背景には、テレワークなどの在宅ワークが増加したことから、都会への通勤も可能な1~1.5時間の距離にある町になります。
特に、都会への通勤は車でなく、電車通勤が前提となります。
そのため、新幹線や特急の停車駅があるような町が人気となっています。
2⃣ 「田舎暮らし希望地域ランキング」の変化
NPO法人ふるさと回帰支援センター(本社:東京都千代田区有楽町)が運営する「ふるさと暮らし情報センター」の来場者を対象にアンケート調査を行った「田舎暮らし希望地域ランキング」について、10年前とランキングを比較してみました。
10年前は1位にあった長野県のランキングが下がっております。
その代わりに、東海道新幹線の停車駅が多く、長野県よりも利便性の良い静岡県が、2020年以降4年連続で1位にランクインされるようになりました。
また、岡山県や香川県、熊本県などの東京都心からの距離のある地域ではなく、都心から1~1.5時間圏内の「群馬県」「栃木県」が上位にランクインをするようになりました。
これに対して、NPO法人ふるさと回帰支援センター理事長の高橋氏は、「札幌市や仙台市、広島市、福岡市も就労先が多く、地方都市として人気ではあるが、東京圏を取り巻く各県の人気が堅調である」としています。
3⃣ トカイナカ暮らしのメリット10
そこで「トカイナカ」暮らしのメリットを10項目挙げてみました。
1.自然を身近に感じながらも、ある程度のハイセンスな暮らしが継続できる。
2.都心から近距離にあることで、経済的や身体への負担を少なく、通勤ができる。
3.都会と比較しても家賃や地価が安いことから、理想の住居を手に入れやすい。
4.教育が適度に充実しており、教育レベルも期待が出来ることから、子育ての不安が少ない。
5.新興住宅街が多く、地域ん慣習に左右されることも少なく、近所の付き合いもそれほど濃くない。
6.公共交通の整備が進んでおり、全くの車社会でもないため、自動車免許が無くても生活は可能である。
7.病気や身内の不幸など、万が一の時に対処がしやすい。
8.コワーキングスペースなど、テレワークやリモートワークに対する環境や整備が進んでいる。
9.都心にも近いことから、一定のカルチャーを体験ることができる。
10.渋滞を経験することなく、自然や観光地へのアクセスが可能となる。
4⃣ TOPの画像
最後に私のおススメの移住地をご紹介します。
移住地選びの参考にしてくださいね。
高知県香美市
高知県の東部に位置する香美市は、高知龍馬空港から車でわずか15分の距離にあります。
またJR高知駅からも特急で15分になります。
その香美市で私のおススメは、日本三大鍾乳洞の1つ「龍河洞(りゅうがどう)」です。見学コースだけでも、約1KMの距離があります。「お相撲さんでも通れます」と書かれていますが、「絶対にお相撲さんは通れないだろう」とツッコみたくなる狭い箇所もあり、とても楽しめます。
近年、子育て世代の移住者が増加している香美市では、市から委託を受けた「NPO法人いなかみ」が運営する「香美市ファミリーサポートセンター」があります。
「子育てを助けてほしい人」と「子どもを預かる人」の会員ネットワークを作り、地域で子育てを助け合える仕組みを形成しています。
香美市は、子育て世代が安心して暮らせる町ですね。
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