Vol71 2024住みたい田舎ベストランキング 「10万人以上20万人未満の市」編
移住を希望する人にとって、移住地を選定することは楽しい一方で、とても大変な作業です。
そこで、良く目にするのが「移住地の人気ランキング」です。
今回は私のお勧めランキングをご紹介したいと思います
こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 「住みたい田舎ベストランキング」とは
移住を希望する人にとって、移住地探しの最良の手引きとして人気なのが、「田舎暮らしの本」(株式会社宝島社)と呼ばれる月刊誌です。
この「田舎暮らしの本」が毎年2月号に掲載される人気企画が「住みたい田舎ベストランキング」の発表です。
「移住したくなるまち」「暮らしやすいまち」を調査する大規模アンケート企画で、なんと今年2024年度で第12回目となります。
この株式会社宝島社が発表するランキングのおすすめポイントは、移住希望者がアンケート等に答えたものではなく、全国の地方自治体がアンケートに回答することから、「自治体の通信簿」とも呼ばれています
また、産業構造も地域課題も異なる全国の自治体を出来るだけ同じ基準で比較できるように、市町村を8つの人口グループに分けて、さらに、4つの部門(総合部門、若者世代・単身者部門、子育て世代部門、シニア世代部門)でランキングを発表しています。
2⃣ 「10万人以上20万人未満の市」編!住みたい田舎ベストランキング
2024年全国自治体「10万人以上20万人未満の市」の住みたい田舎ベストランキングの結果は次の通りです。
3⃣ アンケー項目を紹介(抜粋)
このベストランキングの元になっているアンケート項目をいくつかご紹介。
編集者が、田舎移住を考えている人にとって、必要となる項目を選定しています。
自治体にとっては、アンケート項目を実施しているかどうか(はいorいいえ)でポイントとなります。
【総合部門】
・首長が定住促進を公約にしている
・移住の相談窓口(部署)がある
【若者世代・単身者部門】
・インターンシップで学生を受け入れている企業や団体がある
・最新の有効求人倍率(管内)が全国平均を上回っている
【子育て世代部門】
・24時間子どもの救急対応可能な病院がある
・小児科がある
【シニア世代部門】
・シニアが利用できる就農支援制度がある
・シニアが利用できる住まいの補助(新築、改修、家賃など)がある
4⃣ 「人気移住地ランキング」の注意点
田舎移住に注目が集まる中、SNSなどでは「移住地の人気ランキング」を良く見かけます。
こうしたランキングの多くは、正確なデーターと言えるものではありません。
そもそも、公平なアンケートの採取は困難だからです。
従って、ひとつの「移住地の人気ランキング」を信じるのではなく、あくまでも参考程度とすることをおススメします。
そのなかで、今回、取り上げました、「住みたい田舎ベストランキング」(株式会社宝島社)は、全国の自治体に向けてアンケートを実施したものであり、その結果について細かく区分をし、ランキングとして発表しているものです。
自治体の自己評価にゆだねるものではありますが、根拠のある結果としてご紹介を致しました。
こうしたランキングを参考にし、ぜひ一度足を運び、自分の目で確かめることが大切です。
5⃣ TOPの画像
最後に、私の好きな町をご紹介
移住地選びの参考にしてくださいね。
熊本県山鹿市
江戸時代から参勤交代として栄えた豊前街道にあるのが山鹿市です。
今なお、当時の町並みの面影を残し、ついつい散歩をしたくなります。
また、街道沿いにある「千代の園酒造」は私の大好きな焼酎です。
夕方になれば酒蔵の片隅で「角打ち」も楽しめます。
そして山鹿市の一番の魅力は目地に点在するたくさんの温泉です。
美人の湯としても有名ですが、やわらかくまろやかな肌触りはとにかく癒されます。
とくに町の中心にあるのが、 寛永17年に藩の御茶屋として建てられた公衆浴場「さくら湯」です。
湯温がとても低いので、いつまでも湯船に浸かっておれます。
残念ながら、湯船ひとつしかありませんが、湯船に浸りながら歴史を感じることができます。
「焼酎」と「温泉」、私の好きな2つが揃う町ですね。
最後まで読んでいただき有難うございました。
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