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Vol46 高知へGo!移住の心得

高知県の素晴らしい自然の中で暮らしたいと考えて移住をしましたが、「こんなに台風が激しいなんて」と、高知を離れてしまう人もいます。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2000組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 高知県の魅力とは


太平洋沿岸に細長く伸びた高知は、海と密接に繋がった町です。
また、高知は森林率日本一でもあり、「海」と「山」、そして清流四万十川に代表される「川」を、身近に感じながら暮らすことが出来ます。

また、高知には全国から2万人近い踊り子が集結する「よさこい祭り」があります。
さらに、日本一の酒豪の町として有名ですね。

その高知県の人口は約69万人で、全国都道府県別では下から3番目です。
そして都道県別人口密度でも下から4番目。
あの広大な面積の北海道を除けば、人口密度も下から3番目ともいえます。

「海」「山」「川」の自然が溢れて、人口密度の低い高知県ならば、ゆっくりとした暮らしが出来そうですね。

2⃣ 高知への移住を失敗する理由とは

高知県に憧れて、覚悟を決めて移住したのに、どうして失敗をしてしまったと考えるのでしょうか?
原因には何か傾向があるのでしょうか?

そこで、高知に移住して失敗した3つの理由をお伝えします。

① 台風被害にうんざり

高知は台風がよく直撃する地域です。
ちなみに気象庁の発表データーによると、高知県の台風の上陸回数は、鹿児島県に次いで2位となっています。
台風の上陸回数が多いということは、それだけ被害を受けるリスクが高まります。

「高知の人は台風に慣れっ子だから、自分もすぐに慣れるだろう」と安易に考えていると、移住してから後悔することになります。

また、台風による被害は、物の損害だけではありません。
高知に移住をした最初の頃は、「こんなに怖い台風は初めて」と感じるでしょう。
「風の音でまったく眠れなかった」と、精神面のストレスも抱えることもあるかもしれません。

また、山と川が近い高知では、台風が来るたびに、土砂崩れや川の氾濫の心配をしなければなりません。こうした、台風による精神面のストレスや、大きな物損被害を受けたことで、移住したことを後悔し、失敗する人もいます。

② あまりの田舎に驚き

都会から田舎への移住は、人生の大きなイベントです。
これまでの生活スタイルが一変するのですから、とても勇気がいります。
特に、人口の少ない田舎に移住をするとなると、これまでの生活とのギャップに戸惑うことも多いでしょう。

高知県の特徴は、高知市に一極集中していることです。
なんと、人口の半分以上は高知市に住んでいます。

それゆえに、高知市から離れるほど、「陸の孤島」となります。
過疎化が進む集落も増加しており、隣町にいくにも山を越えなくてはならず、ガソリン代を考えると億劫になることもあるそうです。

このように、高知市以外に移住をしたところ、あまりの田舎に後悔し、失敗したと感じる人も多いようです。

③ 見つからない仕事選び

高知県の人口が少ないということは、それだけ企業数や働き口が少ないことにもなります。
人口が一極集中している高知市であっても、学校を卒業した子どもたちは、就職で県外に出て行く人が多いようです。

そうした状況のなか、「仕事はなんとかなる」と軽い気持ちで高知県に移住をすると、仕事が見つからずに苦労をすることになります。

特に、漁業や林業などの第1次産業以外に仕事を求めたが、中々、見つからないことで、移住したことを後悔する人がいます。


3⃣ 高知県に移住を成功させる3つのコツとは


憧れの高知に移住したのならば、失敗しないで永住するのが、良いに決まってますよね。
そこで、高知への移住を失敗した原因を参考に、成功させるコツを3つお教えいたします。

① 台風には慣れる

台風の上陸が多い高知県ですが、上陸を阻止することはできません。
また、台風による被害をゼロにすることも難しいでしょう。

しかし、台風に伴うストレスといった、精神面の被害は抑制することが可能です。
高知の人は台風に慣れているだから、移住した私たちも早く慣れるのが一番です。台風が来るからといって落ち込むことなど何も無いでしょう。

② 「二段階移住」事業を取り入れる

高知は人口や仕事、そして娯楽など、高知市に一極集中しています。
それ以外の市町とのギャップが大きいことから、高知が取り入れているのが「二段階移住」事業です。

これは、移住の第一段階として高知市内に住み、高知での暮らしに慣れ親しんでもらいながら、自分の理想郷を探してもらおうとする取り組みです。

したがって、第一段階の時点では、高知市内に拠点を置き、県内の市町村を巡りながら、高知の良さを探索します。
そして、地域とコミュニケーションを図り、多くの仲間を作りだすことで、第二段階への進む準備をします。

全国の都道府県では、市町村ベースで移住促進事業を展開していますが、この「二段階移住」の事業は、高知県では全ての市町村がタッグを組んで、移住希望者をサポートするものです。

ちなみに、第一段階での住居は体験住宅が準備されており、最大半年間を低額で提供されているのも嬉しいですね。

③ 「高知家で暮らす」ポータルサイトを参考にする

高知に移住をするのならば、仕事をきちんと確保してから移住を実行することが望まれます。

高知の「一般社団法人 県移住促進・人材確保センター」では、転職・求人情報サイト「高知求人ネット」を運営しており、移住を希望する人は利用すると良いでしょう。

また、自分のやりがいのある仕事を探す手段として、ポータルサイト「高知家で暮らす」の利用がオススメです。

このサイトでは、移住希望者のニーズに合わせた仕事紹介制度が見れます。また、家財道具等が備えられている滞在施設や、3か月~6ヶ月の短期滞在できる賃貸物件等の紹介もあります。

移住体験をする際には、チェックをしては如何でしょうか。

4⃣ 高知県の3つのエリアをチェック


高知への移住の成功のコツとして、「二段階移住」事業の利用をオススメいたしました。

そこで、第二段階の移住地を探索する際の参考に、横に細長い高知を3つのエリアに区分し、その特徴を知ることが大切です。

① 高知市周辺エリア

南国市、土佐市、土佐町、佐川町およびその周辺エリア

南国市には高知龍馬空港があり、市内から車で15分、東京からも2時間以内で行けることから、2地域居住に有利な地域です。

土佐市は、高知の第2段階移住地として、一番人気がある町です。大川村は山間部の不便な場所ですが、「田舎暮らしネットワーク」があることから、移住時の定着率も高い地域となっています。

② 東部エリア

室戸市、安芸市、馬路村およびその周辺

高知県南端の室戸岬周辺は、水産業が盛んでホエールウオッチングも出来ます。しかし、室戸市は人口の流出も止まらず、高知県内11市の中で最も人口が少ない市となっています。

その一方、京阪神から比較的訪れ易いエリアでもあり、サーフィンのスポットが点在するエリアでもあります。

③ 西部エリア

中土佐町、四万十町、四万十市、土佐清水市およびその周辺エリア

清流四万十川から四国最南端の足摺岬までは、太平洋の温暖な気候の中で、最も自然を感じることが出来、景観が楽しめるエリアです。四万十市は、「土佐の小京都」と呼ばれていますが、高知市から車で2時間と不便な地域でもあります。

5⃣ TOPの画像

最後に、私のおススメの移住地紹介


高知県高知市よさこい祭り

高知といえば、幕末に活躍をした坂本龍馬や板垣退助といった、チャレンジ精神旺盛な偉人がいます。
都会から田舎への移住を実行するには、まさにチャレンジ精神が旺盛でないと、一歩を踏み出すことができません。

そして、高知県は地元愛が非常に強いことで有名です。
高知の人はそれだけ高知県を誇りに思っているからでしょうね。
高知に移住をするのならば、地域の人に負けないくらいに、高知を愛してあげると、移住も成功に繋がるでしょう。

地元を大切に思う人がたくさんいる町で暮らすのも嬉しいですよね。

最後まで読んでいただき有難うございました。
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移住プランナー| 田舎暮らし|プロ|
移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで18年間2500組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。