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【3つのありがとう】移住ソムリエ®︎ものがたり「八千代町の地域おこし協力隊になった理由」#はじめての仕事

草栁ちよ子(安子)です。2022年8月1日より、茨城県の八千代町のにぎわい創出プロジェクト担当の地域おこし協力隊に着任しました。
活動を始めるにあたり、沢山の方々にお世話になりました、お礼を申し上げます。

あっという間に3ヶ月経ち10月です。
三つの企画のプロト版を実践できました。これらをバージョンアップしていきます。

最近「どうして八千代町の地域おこし協力隊になったの?」と聞かれることが増えてきました。

せっかくなので、地域おこし協力隊に応募した経緯と理由、八千代町の委嘱式でスピーチさせていただきました「八千代町の皆さんに3つのありがとうございます」の話をまとめておきます。

八千代町でやろうと思った理由と経緯

一番最初に合格を頂いたからです。
車の免許を持っていません。確認せず郵送で送り一時で落ちたのが4箇所続いたので、夫の運転送迎でも応募可能か確認して、30箇所ほど断られ、心折れそうでした。
そのため、一番最初に合格を頂いたところでやると決めていました。
ただ、東京都練馬区の家から下道で200キロ圏内で、行ったことがある地域で選んでいました。

八千代町は、実は全く行ったことがなく知らなかったので、応募用紙を提出がてら、桜まつりと春色マルシェを見に行きました。
正直、とても賑わっていて成功しているように見えたので、何をやって欲しいんだろう?もっと高度なことを望んでいるのかなと不安になりました。

まったいらで、ひらたーい土地に、きれいな桜と青空。人々が嬉しそうに楽しそうに食べたり喋っている姿。
久しぶりに空を見上げて…泣きそうになりました。(コロナでかなり気をつけて外に出ていなかった生活でしたから)

野球のユニフォームで屋台で小銭を握りしめて友達と何食べようか話している子どもたちの姿。
小さな女の子が「これ、なあに?まるしぇ?明日もまるしぇがいいなあ」とおねだりしている姿。
おじいちゃんおばあちゃんから、若いパパさんママさん、小さなお子さんまで、全世代が仲良く食べたり飲んだり和んでいる様子に、桜が綺麗だったこともありますが、とても平和で幸せを感じました。

子どもたちが楽しみにする「まるしぇ」が続くこと。そんな活動をイメージしました。

子どもたちの笑顔って私の活動の源です。小国和紙と出会った新潟県長岡市小国町で実感しています。

八千代町の地域おこし協力隊になる前、2017年から2019年まで、よく遊びに行ってた新潟県長岡市小国町!移住ソムリエ®️の原点です。

中山間地域のサテライトオフィスで美味しいお米や足湯やキャンプ場や小国和紙さんと出会いました✨
地域おこし協力隊を知ったのもコチラが初めてで、一緒に小国の玉手箱を吉祥寺で売ったりして懐かしい✨

私が移住ソムリエ®️の原点は、小国和紙さんに出会ったのが一番ですが、2番は、雨や曇りが多い仙人が住んでいるような厳しい環境の山から降りた時の平たい青々とした田んぼに光が差し、ちょうどお祭りで子どもたちが大笑いして駆け回っていたのです!

子どもがいる!
その時の胸に込み上げた泣きそうな想い!!
これって幸せなんだ!!
子どもたちが笑って生きられる地域
自然や神様から授けられているものを活かして感謝して作り続けている地域
そんな土地で子どもたちは自然の恵みを頂いて安心して豊かに育っていく!!!

だから新潟県長岡市の米百俵祭や与板の学校マルシェで子どもたちにワークショップを提供して笑顔で喜んで頂けたことは私の宝物です。

話しを戻しまして。
八千代町で、どうしても分からなかったので、八千代町歴史民俗資料館の職員さんから八千代町の名前の由来をお聴きしました。その時に、八千代町で働きたい!と思ったのです。

【抜粋】
八千代町の名前は、当時、合併する5つの村の名前を一切入れずに、全く新しい名前で投票して多数決で決めると書いてありました。

斬新!!!
普通、一文字くらい入れませんか?
だって、それぞれの地域で、思い入れや歴史、文化があるでしょう?それを全く残さないというのが驚きでした。

結果、八千代町になるものの、由来は残念ながら明記されていませんでした。

「なんで、八千代町なんでしょう?」と訪ねたところ、職員さんが、
「八千代という言葉は、国家の君が代に、千代に八千代にとあります通り、(筑波山神社にも歌碑がありました)繁栄や豊かさが子孫まで未来永劫続く、縁起が良いという意味があります」

この言葉をお聞きした時、ぴこーん★とイメージが湧いたんです!

5つの村が合併する。
皆が両手を上げて万々歳で大喜びで大歓迎…とはいかないでしょう。

言いたいことは山ほどある。
筑波山の高さくらいある。いやもっと…???

皆が大事にしているもの、両手いっぱいに胸いっぱいに溢れんくらい握りしめてるの分かる。離したくないの分かる。
だけどね。
いったん、置こうか。
手から放して、いったん手をからにしてさ。

今日この日から、皆で一緒に、いっせーのせー!で、手を繋いでさ!一緒にやっていこうや!

一緒に八千代町(村)やっていこうや!

そんなイメージが浮かんだんですよ!
勝手な一方的な感じ方ですけど。私はそう浮かんだんです。

なんて素敵な人達なんだろう!
私、この人達のために働こう!!!
って思ったんです。飛躍し過ぎですかね?

私の名前の由来とリンクする「ご縁」も感じたので本当に一気に二時面談に向けて気持ちが高まっていきました。(抜粋ここまで)

おもてなしの二次面談に、ありがとう。

(八千代町の委嘱式でスピーチ「八千代町の皆さんに3つのありがとうございます」)

8月1日。八千代町の八、八菜丸の八。記念すべき8月1日に地域おこし協力隊員に着任できて、とても嬉しく、やっと、来たか!とうとう来たか!いよいよなんだなと背筋が伸びる気持ちでいっぱいです。

この場を借りて、3つのありがとうの感謝の気持ちをお伝えさせていただきます。

ひとつは、二次面談は、八千代町の職員皆さんから「おもてなし」を受けたと思っています。こんな面談は、今までも、そして、これからも、二度と無いと思います。贅沢な時間でした。

理由は、まず、役場の入り口でお出迎えされて驚きました。
エレベーターで案内されて、早く行ったので、先に部屋で課長さんと室長さんとお話しをさせていただきまして、おかげで「面談で言おうと思ってたこと全部言っちゃいました」と大笑いしたりして、緊張が溶けて、自然体で面談することが出来ました。

他の二時面談では、ひとりで別室で待機して、時間になったら自分からドアを叩いて入室するので、緊張が最高潮に達し、10分くらい声が震え、浅い呼吸で息も絶え絶えだったので、八千代町さんでは、非常にリラックスした状態でお話しすることが出来ました。

始まる前に、名刺を皆様からいただけたのも驚きでした。落ちるかもわからない人間に名刺くれるんだあと驚きつつ一社会人として認められてありがたく感じました。

リラックスした状態で話せましたので、
「あなたの人柄は分かりました。僕は、あなたと一緒に仕事がしたいと思ったよ」と言われたときは、嬉しくて嬉しくて動揺を隠しながら心で大泣きしました。きっと虹が出てたと思います。

最後にどうしてもお話ししたかった、八千代町の名前の由来と私の名前の話しをしたら
「わかった!ちよちゃんって呼ぶ!草柳って言いづらいんだよ」
なんと!名前を覚えていただけました。

感無量。やれることはやりました。
練習して練習して、辛くて心が折れそうになったけど、自分がどんな人間で、何ならお役に立てるのか、何なら喜んでいただけるのだろうか。向き合い考え続けたこと、もうすべて出し切った、全く悔いは無かったです。

最後も、エレベーターで送っていただき、玄関まで見送ってくださいました。
なんでしょう…。
二次面談というより、最高の「おもてなし」を受けた気分で、とっても贅沢な時間を体験させて頂き、大満足で帰りました。

このような、素晴らしい職員さんがいる八千代町で、私は働きたい!と思いました。本当に、私を選んでくださり、感謝の気持でいっぱいです、ありがとうございました。
恩返しができるよう、にぎわい創出プロジェクト、誠実に、心を込めてつとめます。これから、どうぞ宜しくお願いいたします。

八千代町歴史民俗資料館さんに、ありがとう。

私は、合格をいただいてから、茨城県のお勉強のために、歴史民俗資料館を巡るスタンプラリーに参加して14箇所すべて制覇しました。
最後が、八千代町の歴史民俗資料館さんです!
このスタンプラリーは、7箇所目と14箇所目でプレゼントがいただけるんです。
だいたいは、キャラクターのシールやボールペン、クリアファイル、ポストカードなどですが、八千代町は何だったと思いますか?
ひとつは、この、八菜丸のクリアファイルです。もうひとつあるんです!

じゃーん!
この、勾玉です!!
これ、職員さんが手作りで作ってくださった世界にひとつだけの勾玉なんです!!

他の資料館でも、手作りはありました。
裂き織りや織物のしおりやコースターです。
でもそれは、織物関係の方が作っているものです。
八千代町は、八千代町歴史民俗資料館の職員さんが自ら作ってくれたんです!
こんな資料館は、ほかにありません、八千代町だけです!
八千代町歴史民俗資料館の職員さん、ありがとうございます。

縁起良すぎ✨大吉をありがとう。

最後に、八千代町に転入した日に、八千代町の神社仏閣にご挨拶の参拝に行きました。
佛性寺さんというお寺で、御朱印をお願いしたら、なにやらいっぱい渡されました。
御札とお守りをくれるというのです。
…えっ?!これ売物ですよね?買います!お幾らですか?
あげるとおっしゃいます住職さん!!
これはまずいと8月1日から地域おこし協力隊員になるんですの話をしましたが、帰って改めて見ると、御朱印が二枚ありました!
なんで?!
一枚剥がれたので今日お持ちしました。
じゃーん! 
大吉!って書いてあるの見えます?
大吉、いただきましたー!!
なんて縁起が良いんでしょう✨💖

このように、
おもてなしの面談をしてくださった職員さんのいる八千代町。
粗品を手作りしてくださる職員さんがいる八千代町。
大吉の御朱印をくださるお寺がある八千代町。

こんな素敵な素晴らしい八千代町で、ぜひ、にぎわい創りのお役に立てますよう、これから地域おこし協力隊員として、がんばります!

…以上、こんなお話しをしました。
ところどころ飛んでるかもしれませんが、だいたいこんな内容で伝えられたと思ってます。
八千代町の野村町長にお話しできる貴重な機会なのでお世辞ではなく素直な気持ちでお話しできたこと、ありがたく感謝です🙏

最後に、この
「僕はあなたと一緒に仕事がしたいと思ったよ」
活字にすると素敵なプロポーズのような言葉ですね!😆✨
こうおっしゃった部長さんは、後に、合格してご挨拶に行った時に
「なんで30箇所も断られたと思う?」と訊かれ答えないでいると
「うちに受かるためだよ」
とにっこりされました。

うわー!なんてロマンチストな方なんでしょう!!!
私は、こんなロマンチストな職員さんがいる八千代町で、地域おこし協力隊員、楽しみながら、にぎわい創出に励みます。

長文お読みいただき、お疲れ様でした、ありがとうございました。

八千代町の歴史民俗資料館さん大好き💕

歴史民俗資料館スタンプラリーはコチラ

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