エンゲージメントと労働管理

こういう内容はFacebookではちょっと書けないかな?と思い、こちらでサラッと書かせていただきます。


サラリーマンは働かなくなった、と思う。正しくは働けなくなった。会社は終業時間にうるさく、最近ではPCの電源で時間管理をするようにもなった。人事からは「業務時間外にPCの電源が入っていました。本当にその時間、働いてないんでしょうね?」とチェックが入る。きっと、サラリーマンは、フリーランスの半分くらいしか働いていないんじゃないかと思う。
 
労働時間を規制するのは、「労働」という害悪から精神と身体を守るため?
 
日本にはどうしても、マクレガーのX理論、つまり、「人間は本来仕事が嫌いで、なるべく仕事をしたくないと思い、目標達成のためには脅しが必要であり、命令される方を好む」という考え方が根底にあるようだ。

「労働」という抵抗によって、エントロピーが増大し、エネルギーが枯渇していくわけ!?
 
最近読んだ本で、「エンゲージメント」とはフロー体験のことだ、と書いてあるものがあった。「仕事に夢中になれているかどうか」ということだ。確かに、この指標なら日本は先進国最下位というのもうなずける。
 
逆に「働く」ことでエネルギーが補充できるなら、多少オーバーワークになっても、本人は充実している。実際、経営者など、つまり、オーナーシップを持っている人はその傾向を持っている。
 
多くの企業は、組織サーベイの結果、エンゲージメントが低いと嘆いて、アメとムチばかりに走る。なんで「みんなで『夢』」を追いかけよう!」とはならないのだろう?
 



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小林範之
最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございました。