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makiaki
児童演劇の行方
幼稚園児や小学生の子ども達向けの演劇を作っている団体は全国各地にある。
テレビやマスコミに出ることはほとんどないが、子どもの情操教育として演劇文化の一端を担っている。
こども好きな人や児童教育に熱心に取り組んでる方が多い。
そして、多くの子ども向け演劇はただ作品を観せるだけでなく「子ども達とのふれあい」を前提にしていることが多い。
かくいう自分も幼稚園向けの作品を手掛けている(作.演出兼スタッフとして)
作中では役者が子ども達と会話し、共に考え、触れ合ったり一緒に歌ったりする。
それら全てが今はダメだ。
語りかけるのがダメ、接触がダメ、子ども達が喋るのもダメ。
幼稚園の園児達が間隔をあけ、一言も喋らず、ただじっと観る。
そんな演劇に意味はあるのだろうか?
と自問自答している。
役者達も終演後に子ども達と一緒に写真を撮ったり、触れ合えることを楽しみにしていた。
子ども達の「おもしろかった」という声は大人のお客に言われる何倍も嬉しい。
それは社交辞令もお世辞もない。純粋な心からの「おもしろかった」だからだ。
会話せず、触れず、喋らせずに子ども達と演劇的コミニケーションを取る方法は無いものか?
音楽、特にリズム楽器はどうだろうか?
絵、お絵かきを取りいれるのはできそうだ。
踊り、は子ども達が大変なことになりそうだ。
こう書いているといがいに方法はある気がしてきた。
そもそも演劇をじっと座ってただ観劇するという決まりなんて無いのだから。
おそらく、全国で多くの児童劇団が同じことを考えているのだと思う。
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