オービックビジネスコンサルタントの決算から考える、高利益率の理由と高利益率を保ちながらクラウド化を進められる話

空腹が最高のスパイスというのは間違いないので、おいしいものを食べに行く前は空腹にして行くのですが、空腹の状態だとすぐおなか一杯になって思った程食べられません。
これを副作用と呼んでいます。

さて、今週は会計システムを取り扱う企業について取り上げています。

具体的な企業としては、マネーフォワード、freee、奉行シリーズのオービックビジネスコンサルタント、PCAを取り上げていきます。

そんな中で今回取り上げるのオービックビジネスコンサルタントです。
現状の会計システムを提供する企業の中では、弥生会計とオービックビジネスコンサルタントの勘定奉行が規模が大きいサービスです。

弥生会計に関しては上場企業ではないので具体的な業績は分かりませんが、2020年9月期の売上高は202.7億円となっています。

オービックビジネスコンサルタントは2021年3月期の売上が292億円なので売上は大きいですが、弥生会計はほぼ会計システムがメインの企業ですから純粋な会計というところでいうと弥生会計の方が大きいかもしれません。

それではまずは事業内容から見ていきましょう。

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