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イジリー岡田の【ソフビひとり語り】仮面ライダーソフビ編


映画『シン・仮面ライダー』
最終日に間に合った。

本編が終わり、エンドロールが流れる。

エンドロールの途中から、
『レッツゴーライダーキック』の
イントロが軽快に館内に響き渡る。

こんな大音量で聴いたことが無かったな…

なぜか涙が溢れた。

小学一年生から、58歳の現在まで、
何度も聞いて、何度も大声で歌ってきた。

頭の中で、1番、2番、3番まで
完璧に歌える事に自分でもビックリする。

3番が終わり、後奏が流れる。

そのメロディに合わせて、
あの有名すぎるナレーションが
自然と口から溢れる。

〜仮面ライダー本郷猛は改造人間である。
彼を改造したショッカーは世界征服を企む
悪の秘密結社である。
仮面ライダーは、人間の自由のためにショッカーと戦うのだ。(第53話以降のナレーション)〜

エンドロールが終わり、館内の明かりがつく。

自然と拍手が湧く。

私も精一杯拍手をした。

仮面ライダーファンは、素晴らしい!

と、再認識した そんな午後でした。

『シン・仮面ライダー』で
新たに仮面ライダーブームが巻き起こった。

50年以上前に発売された、仮面ライダー玩具が
いまだに大人気だとは、当時の職人さんも
想像だにしなかっただろう。

そんな仮面ライダー玩具の中から今回も、
『パチソフビ※1』を語ります。

これまで『パチソフビ』の魅力を語り、いかに
袋入りが素晴らしいか語って参りましたが、
今回のパチソフビは購入した時から、
袋入りではありませんでした。

ですので、
沢山、直に触れることが出来るし、
匂いを嗅ぐことも出来るし、
写真もクリアである。

さあ!
今回も、仮面ライダーのパチソフビを
正規品と比べながらご紹介します!

今までのパチソフビの中でも造形が別物です!

【1970年代販売のパチソフビ】
青成型 無版権ソフビ 290mm

スタイル抜群!色彩も斬新!
手も足も長い!
【横】お尻がキュッと!
【後ろ】スレンダーライダー
【横】姿勢が素晴らしい!
マスク着脱、不可能
マフラーは袋入り完品状態でも最初から無い!
立体感のある横顔!
超触覚アンテナの、リアルな角度
鼻が高く、凛々しい。
タイフーン(変身ベルト)は、
正規品の旧1号ソフビと違い
別パーツでは無く一体型
中央の白のカプセル型部分は、
【サイクロン誘導措置】
正規品はカプセル型では無く、四角型
中央の白のカプセル型部分は、
【エナージコンバーター】
正規品はカプセル型では無く、四角型
正規品の旧1号にある、
ベルトの留め具のデザインは、
見当たらない。
これは正規品の旧1号のブーツ裏、刻印がある。
足裏に何の刻印も無し!無版権!
塗りたくられた足裏は、
油絵で描いた絵画のようだ。

では本物の『旧1号ソフビ』と見比べてみよう!

造形も色彩も完全に別物だ!
正規品の旧1号(左)約250㎜
青成型(右)約290mm
身長4センチ差。
ちょっとした漫才師に見える
バンザイをすると、更に身長差が!
戦い終わって帰るヒーロー
兄弟のような哀愁が溢れ出る
背の順
旧1号の勝ち!


空を見上げるライダーはカッコいい!
でも…何かが足りない。
そうだ!
他のソフビのマフラーを付けてみた!
やはり様になる
パリコレのモデルさんのようだ
マフラーが🇮🇹ブランド物に見えてしまう


私がこの仮面ライダーに惹かれるのは、
造形ももちろん好みなのですが、
個人的に好きな色が水色なのでギュッと心をつかまれました。

いつになるかは分かりませんが、縁があれば
袋入りで手に入れたいと思っています。


最後に、
『シン・仮面ライダー』のエンドロールの話に戻りますが、『レッツゴーライダーキック』の次に流れて来たのは…

私が仮面ライダーの曲の中で、1番好きな
『ロンリー仮面ライダー(第89話から使用)』

身体中に鳥肌が立ちました。


荒野を渡る風 ひょうひょうと
ひとり行く ひとり行く
仮面ライダー
悲しみを 噛みしめて
ひとり ひとり 斗う

『されどわが友 わがふるさと』

ひとりでも ひとりでも
護る 護る 俺は
仮面ライダー


当時小2の私は『』の部分の歌詞が聴き取れず。

今でもしっかりと覚えているのが、

谷田小学校2年9組の
教室後方のロッカー前で友達に

『あそこ何て歌ってるの?』

『さ〜れどわがともだよ!』

『されどって何?』

『知らない』

その友達を尊敬しました!

聴き取れるなんて凄い! 

その日から毎日お風呂で熱唱したものです。 

…彼の名前なんだっけかな。


次回もソフビについて語りたいと思います。


※1
『パチソフビ』とは、
本物のソフビを真似た模倣ソフビの事。
簡単に言えば、権利を取得せずに販売していた、
無版権ソフビの事です。

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