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サファリで見た野生動物から「生きる」ことを学ぶ

僕は動物園が好きではない。

檻に入った動物を見ると、生まれた時から自由が奪われているように思えて、心が苦しくなる。

美味しい餌が毎日のように与えられ、定期的に住環境を掃除してくれるニンゲンがいる。不自由ない環境で動物にとって快適なのもかもしれないが。

そんな気持ちが動物園、水族館に行くと生まれるので、アフリカに来てもサファリに参加する予定はなかった。しかし、共に旅をする友がどうしてもサファリに行きたいと言うので、一緒に行くことにした。

結果、大正解だった。本当に素晴らしかった。まずは写真を見てほしい。

仲間の像と喧嘩別れをし、一人寂しく草原を彷徨う一頭のゾウを見た。別のコミュニティーを見つけるまで6ヶ月ほど一人で行動をするそうだ。

キリンの身体にへばりつき、体に湧く虫を食べている鳥がいた。キリンとしては自分の身体がきれいになって良い。鳥は努力せずに食べ物にありつける。

別のカバに怒って追いかけている一頭のカバを見た。そのカバはその後、糞尿を撒き散らしマーキングしていた。

二匹のライオンは暑さで「ハァハァ」と息を吐きながら木陰で休んでいた。王者の貫禄はなかったが、涼しくなってきたらこの二匹で狩りをするそうだ。

子どものゾウが死んでいるのを見た。ライオンやヒョウに食べられたのだろうか。内臓が剥き出しになっていた。他の動物の骨もそこらじゅうに落ちていた。


動物たちが生きてる。生きているのだ。言い換えれば、死ぬかもしれない毎日を生きている。

死ぬか生きるかの瀬戸際で生きる動物は美しいのだ。


お読みいただきありがとうございます。この後の有料部分では、このサファリで感じたことから理想の教育、そしてこのチョベ国立公園サファリの重要情報を語っています。旅や教育に興味ある人はぜひご購入ください。

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