小泉悠氏のウクライナ支援必須論を論破する
産経新聞が「日本のウクライナ支援、国益のために必要 東京大先端科学技術研究センター・小泉悠准教授」という記事を掲載しています。
冒頭には、次のようにあります。
なるほど、小泉氏は「日本を含めた各国はコストを払ってまでウクライナ支援を続けるべき」という主張のようです。
彼はその理由について、こう説明する。
典型的YesBut論法です。
彼は「停戦すべきという声もわからなくはない、だが」と続けて、停戦してはならないと主張する。
なぜならロシアの行為は、国連憲章に反する侵略行為だからだと言います。
そしてこれを容認することは、1945年以前の力による軍事支配の時代に戻ることを意味すると主張する。
この主張は、論理破綻しています。
「各国がウクライナを支援するかどうか」という問題と、「ウクライナが停戦するかどうか」という問題と、「ロシアの侵略を容認するか」という問題は、
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