中国と結託しウイグル問題を先送りする国連
北京五輪の開会式は明日ですが、そこには国連のグテーレス事務総長も出席する予定です。
ところで中国といえば人権問題。
国連には、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)という人権に関する最高機関が設置されています。
ここは実は3年前から、新疆ウイグル自治区についての報告書を準備していることになっています。もう報告書は出来上がっていると見られている。ところがいつまでたっても公開されない。
これについてOHCHRの報道官は、「今週金曜の北京五輪の開始以前に公開するスケジュールはない」とはっきり述べています。
さらにミシェル・バチェレ人権局長が新疆ウイグル自治区を視察する件についても、国連と中国は2018年から交渉しているのですが、こちらについてもOHCHRの報道官は、「2022年前半のうちには」とか言って誤魔化しています。
あやしい。明らかにあやしいことは、誰の目にも明らかです。
この問題についてスクープ記事を出したのが、
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