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ロシアのプロパガンダ機関と化した東大
東京大学の公式サイトが「ロシアのウクライナ侵略と国際秩序 ―― 分離紛争と軍事同盟」というインタビューを掲載しています。
インタビューに答えているのは、松里公孝という東大の法学政治学研究科教授。
冒頭には次のようにあります。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続き、ドンバス地方では激しい戦闘が展開されています。長年、現地に入ってウクライナ政治を追ってきた法学政治学研究科の松里公孝教授は、2014年と2017年にドンバス地方を訪れました。ロシアを後ろ盾とする分離政体(ドネツクとルガンスクの人民共和国)とウクライナ軍との攻防が激化していた2014年の夏に訪問した時は、宿泊していたホテルのすぐ近くに着弾したこともあったそうです。今回の戦争の直前、「ロシアがドンバスの2共和国を承認することはあるかもしれないと思っていたが、ウクライナ全土で戦争を仕掛けるとは予想外だった」と先生は話します。ロシア帝国史や旧社会主義圏の政治を研究してきた松里先生に、ロシアの軍事侵攻の背景にある領土問題やNATO東方拡大などについて話を聞きました。
これだけ読めば、ああ、現地の情勢に通じた立派な専門家なんだろうなあ、という印象を受けます。
…ということは、アレですよ、アレ。
「東大教授」「現地の事情に詳しい」「現地体験が豊富」といったかたちで、その人物がいかに立派で信用に足るかということをことさら強調するのは、「だからこの人物の言っていることは正しい」と思わせるための戦略です。
だからこのような場合には、ことさら慎重に、その主張を読まなければならない。
実際、この人物は、とんでもないことを言っています。
例えばこちら。
2014年8月ごろになると、一方ではウクライナ軍のドンバスに対する全面砲撃が始まり、他方ではマレーシア機撃墜事件なども起こって、プーチン政権としても紛争を放っておくわけにはいかなくなりました。
えっ?!
「マレーシア機撃墜事件なども起こって」って、あなた、マレーシア機撃墜は、
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