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「アラブのIBM」を勘違い解説する元外交官
朝日新聞GLOBEが「世界で4人に1人はイスラム教徒 中東アラブの文化を表す七つのアラビア語を知ろう」という記事を掲載しています。
記事冒頭には次のようにあります。
外務省職員としてアラビア語の首相通訳を務め、外交交渉の現場に立ち会ってきた中川浩一さん(現在、三菱総合研究所主席研究員)。著書「総理通訳の外国語勉強法」(講談社)を2020年に出版した中川さんに、忙しいビジネスパーソンに向けた外国語の習得術や世界で通じるコミュニケーション術を語ってもらいます。
なるほど、外交官としてアラビア語通訳を務め、現在は三菱総研の主席研究員である中川氏というのが、アラビア語について教えてくれるらしい。
しかし私はこの方の寄稿の冒頭文を読んだだけで、幻滅しました。
なぜなら冒頭にいきなり、
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