ドバイに対するドローン攻撃とエネルギー安全保障
ドバイと言えば、中東のリゾート、ゴージャスなイメージをお持ちの方もいるかもしれません。
試しにGoogleでドバイと検索してみたら、キーワードとしてこんなのが出てきました。
だいたいみなさんが、どんなイメージをお持ちか、想像ができますね。
えーっとですね、ドバイはどこの国かというと、アラブ首長国連邦という国です。
これは英語にするとUnited Arab Emiratesで、これを略したUAEというのが、日本での通名になっています。
正式な国名はアラビア語で
الإمارات العربية المتحدة
と言います。右から読んで、アルイマーラートゥルアラビーヤトゥルムッタヒダとなるのですが、アラブ人はUAEのことを普通はイマーラートと呼びます。
前置きが長くなりましたが、みなさんが、金持ちというイメージをお持ちのこのドバイが先日、ドローン攻撃されました。ドバイだけではありません。UAEの首都アブダビも攻撃されました。
標的となったのはドバイ空港、アブダビ空港、石油精製施設などで、攻撃に使われたのはドローンや弾道ミサイルです。
やったのはフーシーというイエメンの武装組織です。
「イエメンの武装組織がUAEを攻撃した」と聞いても「へえ。。」というくらいで全然関心がわかないかもしれませんが、これは湾岸ローカルな問題では全然ありません。
日本にとってもものすごーーーく重要な問題です。
なぜか。
第一に、
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