イスラム教徒が人定法に従うことはコーランに反するか？

前回の記事（渋谷クルド人職質事件にみる「誰と手を取り合うべきか」という問題 ）について、

「日本クルド文化協会は日本の法律を尊重するべきとの立場ですが、イスラム教徒が異教徒の国で、人定法に従うことはコーランには反しないのでしょうか？」

というご質問をいただきました。

端的に回答するならば、「コーランに反すると言うこともできるし、反さないと言うこともできる」と言えます。

これだけでは「答えになってないじゃないか！」と怒られそうですので、きちんと説明します。

なぜこうした禅問答のような回答になってしまうかというと、