「イスラムで近代を超克せよ」という「気鋭の中東研究者」
読売新聞が「「9・11」から20年 「不信の世紀」超克へ第三の道を 末近浩太・立命館大教授に聞く」という記事を掲載しています。
冒頭には次のようにあります。
2001年9月11日の米同時テロから20年が経った。「自由文明社会対テロリスト・ならず者国家」の二元論で世界を分け、対テロ戦争を掲げて、中東イスラム世界に殴り込んでいった米国は傷つき、疲弊し、目的を見失った果てにアフガニスタンから撤退。今、新たな分断軸を掲げ、権威主義・中国と対峙する。混迷した中東は民主主義、イスラム主義のいずれの政治も実現できず、強権独裁体制による安定の中でカオスの漂流を続ける。この20年間で、世界はどう変わったのか、今を生きる私たちがくむべき教訓は何か。気鋭の中東イスラム研究者、末近浩太・立命館大教授(47)に20年を経た「9・11」の意味を聞いた。
はい、タイトルから、冒頭から、ツッコミどころ満載ですね。
まず何がおかしいかというと、最初からとにかく「米国が悪い」という大前提で話を進めている。
アメリカの愚かな政策のせいで、アメリカは自滅し、中東は混迷している。
なんだかそれっぽいことを言っているようですが、
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